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【ソーシャルメディア戦略①】ターゲットユーザーを獲得するためのソーシャルメディア施策
現在、ほとんどの企業はソーシャルメディアの公式ページを持ち、それを運用している。ソーシャルメディアのアカウントを持っていることが当たり前になってきているのはみなさんもご存知の通りである。ではそれを目的達成のために上手く使えていると自信を持って言えるだろうか?
ソーシャルメディア運用はマーケティング戦略と同じく、ターゲットとゴールを明確に設定する必要がある。そしてデータを出力して、他のWebサイトデータや営業データとどういう関係を持っているか可視化して分析することも重要なことである。
ソーシャルメディアはフォロワーのコメントを集める以外にも使い方は充分にある。
もし少しでも不安に思ったなら、改めて考え直し、振り返ってみてほしい。この記事ではブランドのソーシャルメディアマーケティングが独り相撲にならないためにも、費やしている労力や費用を最大限に活用するためにも、ブランドにとって最適なターゲットを見つけ、彼らにより響くメッセージを届けるための方法を紹介する。
1. ターゲットを明らかにする
当たり前のように聞こえるかもしれないが、この基本的で重要な部分は避けては通れない。ビジネスの成功のために、自分たちが誰に提供しようとしていて、彼らにどこでメッセージを届けられるか知っておく必要がある。
ターゲットのデモグラフィックの概要がわかったらニーズ、ユーザーが求めるもの、好み、ライフスタイル、困っている点などさらに情報を深掘りして行く。彼らがなぜ第一にあなたの商品を必要とするのかを考える。これはオンラインで彼らを見つけるのに効果的なだけでなく、よりメッセージ性の強いものを作り出すのに役立つ。
ユーザーが求めるものを明らかにしたい場合にはQ&Aの投稿や、アンケート調査をSNS上で行うのはどうだろうか?
2. それぞれのデモグラフィックにあったソーシャルメディアを使う
自分たちが誰を探しているのかがわかってきたら、オンラインで彼らのことを探してみる。誰がどこのネットワークにいるのかの情報は個人の見解に基づいたものだったり、データでも出ているので参考にすることができる。
例:
- 65歳以上の高齢者の62%がFacebook(2015年より14ポイント増加中)
- Instagramの利用率が一番高い年齢層は18-29歳(全体では32%に対して59%)
- Pinterestは女性の利用率が男性の2.6倍
Facebook利用者デモグラフィック
このような情報から2~3のプラットフォームから取り掛かり、そこで存在感を形作るのが良い。その際に、自社のブランド体験が確かなもので、ユーザーに同調できてることを確かめておくことが大事である。そうすればユーザーはブランド側のその理解を察して、ブランドのソーシャルメディアアカウントをフォローしてくれる、ということになる。
3. 競合が何をしているのか
業界の大手のソーシャルメディアマーケティング活動を探ってみよう。スパイのように聞こえるかもしれないが、悪いことでも難しいことでもなんでもなく、彼らが誰をフォローしてて、誰が彼らをフォローしているかなどをみて適切なターゲット層を掴むということである。
しかしながら、大手のブランドが参考にならない場合もある。例えば、大手が低価格で商品/サービスを提供しているのに対して、あなたのブランドが高価格という点を価値としていたり、新しい層をターゲットにした商品(例:大人向けのお菓子)ならば、既存の大手ブランドのフォロー/フォロワーの状況が参考にならないのである。
4. インサイトをみてみる
オーディエンスの統計を時々深掘りすることを忘れないこと。Facebook, Twitter, Pinterest, Instagramなど多くのソーシャルメディアには貴重な考察の機会がたくさん転がっているのである。
例えば、ブランドがどのくらい効果的に、狙ったターゲットに訴求できているかを、設定したターゲットと実際のフォロワーを見比べることで測定することができる。ターゲットは中年の女性なのにフォロワーのほとんどが若い男性だとしたら、メッッセージがブランディングか、何か間違っているということになるのである。
さらにフォロワーを深く観察することで新たな考察を得ることも可能で、これはブランドがさらに拡大して行くのに貴重なきっかけとなる。例えば健康な食事に興味ある人はフィットネスに興味もあるといったことやファッションに興味ある人は美容商品にも興味あるといったことがわかってくる。この後に自らも新しいトピックでコンテンツを作って検証・実験もできるので、結果、顧客を触れる機会が増え、コンテンツ作りのアイデアも出てくるという利点がある。
他にもあなたのオーディエンスは他にどんなブランドや競合に興味があるのかがわかるとさらに分析や次の活動に繋げることができる。
- これらのブランドがオンラインで何をしているのか
- 彼らのフォロワーに向けたメッセージや広告をする
- 戦略的なパートナーシップのために接触する
探りを入れて発見した矛盾や仮説は実験する。このようにして、得た情報を利益に繋げて行くことが大切である。
5. 改善し続けること
考察を進めて行くとまだまだ改善の余地があることに気づくかもしれない。新しいポテンシャルのある層やターゲットの興味などが新たにわかってくる。これらに関する確証はまず以下の2つの方法で確かめることが可能である。有効な改善は何かということを判断しながら改善し続けてほしい。
エンゲージメント率に注意する
あるスナップやピンのパフォーマンスが他のコンテンツよりもよかったら、その反応/エンゲージメントをうむきっかけは何だったのか、時間をかけて分析してみる。あなたが気づいたトレンドの傾向(フォーマット、トピック、見た目など)を描いてみるとメディアのオーディエンスについてヒントを得ることができるのである。
ウェブサイトトラフィックをみてみる
ソーシャルメディアではなく、ウェブサイトのトラフィックである。よく考えてみてほしい。ほとんどの場合、ソーシャルのトラフィックをウェブサイトに繋げるということが究極のゴールなのである。
いっぱいフォロワーがいるのは素晴らしいことだが、利益に貢献してもらうにはサイトで商品ないしサービスにお金を払ってもらうことなのである。故にウェブサイトトラフィックはあなたが正しいターゲットに対してうまく訴求できているかが判断できる要素なのである。
正しいターゲットに、正しいコンテンツを届ける
ソーシャルメディア業界は新しいメディアが出てきたり、新機能が追加したりと、困惑とも言える状態が続いている。つまり、正しい人(ターゲット)がいるところにメッセージを提供し、リソースを賢く投資していくことが今まで以上に必要とも言える。これこそが効果的で、健全で、成功と言えるソーシャルメディアマーケティングへと繋がるのである。
参考記事:
5 Essentials for Connecting With Your Ideal Target Market on Social Media
Social Media Update 2016
Social Media Demographics to Inform a Better Segmentation Strategy
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