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福岡市主催グローバルスタートアップ育成事業出身、世界を変えるスタートアップ企業紹介Part2
『Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA』とは
弊社が2016年から毎年支援している福岡市主催グローバルスタートアップ育成事業『Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA』は、福岡市内の起業家やその候補者などを対象とした研修プログラムだ。
参加者の成長や海外におけるビジネスの実現、海外エコシステムとのネットワーク形成を図ることを目的として国内及び訪米研修を行っている。
グローバルチャレンジ発STARTUPサービス紹介
このプログラムからは過去累計1,000名近くが福岡市内外から参加している。参加が創業や成長のきっかけとなった方も多い。Part1記事に引き続き、プログラム卒業生が立ち上げたスタートアップを紹介する。
Part1 記事は以下をご参照いただきたい。
1. Qurate
Qurateは、2016年度に参加したTim Brooke氏が立ち上げた、デジタルマーケティングを支えるプラットフォームを提供するスタートアップだ。
多くの企業が抱えるデジタルコンテンツ管理の課題解決をはじめ、次世代のマーケティングプラットフォームの開発に取り組んでいる。
デジタルマーケティングに必要なサービスはバラバラに存在していることが多いが、Qurateでは、オウンドメディアの作成管理、SNSの管理、ソーシャルリスニングの監視、コンテンツマーケティングの運用といったすべてを単一のプラットフォームで一元管理ができることが特徴だ。
2. SmartInn
SmartInnは、2020年度に参加した松木 駿氏が立ち上げた、「おもてなし」をデジタル体験に変革してサービス提供するスタートアップ。
さまざまな企業や業界が抱える課題を、「おもてなし」という部分にフォーカスして社会に変革を起こすサービスを提供している。
SmartInnは、宿泊台帳の取得からチェックイン時の施設案内を電子化するフロントレスチェックインを提供し、宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートするサービスだ。
SmartInnは、導入時に従来のような、専用チェックインマシンやタブレット端末の設置を必要としない。
そのため、フロントを設置できない小規模宿泊施設、グランピングやキャンプ場などの屋外施設でのチェックインのデジタル化を可能にしている。
3. SMILE SCORE
SMILE SCOREは、2017年度に参加した樋口 健介氏が立ち上げた、チームメンバーの毎日の気持ちを把握する感情コミュニケーションツールを提供するスタートアップだ。
従業員の気持ちを見える化する感情コミュニケーションツールを提供するスタートアップだ。
SMILE SCOREは、従業員が5種類のスマイルでその日の感情を表現し見える化することで社内での相談を促し、組織の信頼関係を高める。
従業員は1日1回スマイルを選択・投稿することで、リアルな気持ちを経営者に伝えることができる。
そうすることで、従業員やチーム内に潜むリスクを早期発見・ケアして、離職防止や企業の健康経営につなげることを可能にしている。
4. トルビズオン
トルビズオンは、2018年度に参加した増本 衛氏が立ち上げた、『真の意味での空の自由化を目指す』というミッションのもとに設立されたスタートアップだ。
トルビズオンが提供するsora:shareは、2018年10⽉より開始したドローン事業者がドローンを安全に空を⾶⾏させるためのサービスだ。
sora:shareにより、ドローンが⾶ぶ地点を3次元のドメイン(住所)で管理し、「地権者合意」をつなぎ合わせることで、ドローン配送⽤の空の道をつくるプロジェクト「Sky:Road」。
また、⼟地所有者とドローンユーザーをつなぎ、ドローン空撮・練習をするための空域をシェアする「Sky:Market」を提供している。
ドローンユーザーは、今まで飛ばせなかった空域にもドローンを飛ばせるようになり、土地保有者は、その土地をドローンユーザーに貸し出し、新たな資産運用の可能性を得られるというメリットがある。
5. セレンディクス
セレンディクスは、2020年度に参加した飯田 国大氏が2018年8月に創業した、3Dプリンター住宅「Sphere」の事業展開を手掛けるスタートアップだ。
Sphereは、3Dプリンターを用いて工期を短縮し、低価格帯で住宅を提供することを目指している。
Sphereの住宅開発における最大の特徴は、日本初の3Dプリンター技術を用いて球体構造の住宅を24時間以内に建築できるという点だ。
球体構造の住宅は、物理的に強度が高いだけでなく、表面積が少なく建築資材の無駄を最小限に抑えられるため、30坪300万円の価格帯での実現を目指している。2022年度に一般販売を計画している。
6. Tooon
Tooonは、2017年度に参加した杉山 裕磨氏が立ち上げた、クリエイターの仕事依頼の効率化と安全な取引を実現する、自身の仕事用Webページ解説サービス個人ビジネスページ開設サービス「Tooon」を提供している。
新型コロナウイルス感染症の拡大以降、副(複)業・専業にかかわらず個人でビジネスを行う人材の数が急速に拡大する一方で、事業主と依頼主の間による未払いや支払い遅延、権利処理などのトラブル数が頻発している。
「Tooon(トゥーン)」は、個人間の取引安全性を高めるエスクロー決済(安心して決済取引するため、売り手と買い手の間に第三者を介在させることで取引の信頼性を担保する決済のこと)機能付きのビジネスページを提供し、オンラインで取引を行う個人事業主の安全な取引環境の実現を目指している。
7. xCura
xCuraは、2020年度に参加した新嶋 祐一朗氏が立ち上げた、『テクノロジーによる、痛み・不安の軽減』という理念をもとに2021年に設立したスタートアップだ。
xCuraが提供する”XR Therapy”は、痛みや不安を我慢している患者にVRを装着しながら治療することにより、治療時の痛み・不安を軽減させる新しい医療体験を提供している。
診療時に患者にはVR映像により意識を映像に集中させ、 また、VR映像で呼吸の長さ・タイミングをガイドし、心理療法の技法をVR化するなどして、快適な治療体験を実現する工夫がなされている。
8. ヨクト
ヨクトは、2018年度に参加した河野 敬文氏が立ち上げた、重圧センサーやAI解析などの最先端のテクノロジーを融合した新しいヨガ体験を提供するスタートアップだ。
ヨクトが開発しているyoctoMatは、重圧センサーやAI解析などの最先端のテクノロジーを融合したヨガマットだ。
yoctoMatの上でヨガを行うことで、自分の重心が可視化されて体のクセを理解しやすくなり、自分自身でポージングの改善に活用できる。
ヨクト代表の河野敬文氏自身、ヨガインストラクターでもあり、ヨガインストラクターとプログラマーとしての自身の経験を生かしてyoctoMatを開発している。
まとめ
Part2記事では、『Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA』発のスタートアップを計8社ご紹介した。
今回紹介したスタートアップは、実世界での生活面での課題解決をテーマに扱い、生活の中で実際に活用する特徴を持ったスタートアップが中心であった。
近い将来には、今回ご紹介したサービスがさらに広く社会に溶け込み、広く利用されている事を期待したい。
本プログラムに興味を持った方は、プログラムの詳細をご覧いただける公式WebサイトやFacebookページをご参照ください。
公式Facebookページ: https://www.facebook.com/fukuokastartup/
公式Webサイト: https://www.fukuokastartup.com/
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