デザイン会社 btrax > Freshtrax > 消費者の目線で表現したブランド...
消費者の目線で表現したブランドコピー
ブランディングに於いてキャッチコピーは非常に重要な要素の一つである。適切なキャッチコピーやスローガンを通じて、そのブランドステイトメントを端的な言葉でつたえる事が出来れば、正しいブランドイメージ構築に繋がる。
その一方で、必ずしもブランド側から発信するメッセージと、消費者が感じる実際のイメージが合致しない場合も多い。そんなブランドを集めて、消費者が持つイメージを正直におもしろおかしく紹介したサイト”Honest Slogans“を発見。
消費者目線でぶっちゃけキャッチコピー
実際のロゴに対して、消費者目線で考えられた偽のキャッチコピーとしてリアルに追加。かなりナチュラルにデザインされてしまう為、一瞬本物かと見間違ってしまるレベル。
そして、よく読んでみると、そのブランドを風刺するかのようなブラックな内容で、それぞれの企業のブランドマネージャーにとっては恐らく冷や汗な内容。上記のサイトで紹介されている中でも特に面白かったものを紹介する。
スターバックス
えーと、グランデ サイズのスターバックスラテでよろしかったですか?
それぞれのサイズの呼び名が特徴的なスターバックス。未だにスモールやミディアムなどの一般的なサイズ名でオーダーしてしまう人が後を絶たない。
レゴブロック
あなたの足を最も恐れさせる存在
ブロックの代名詞であるレゴブロック。無意識のうちに踏んでしまうと、ありえないぐらいに痛い。
ルイ・ヴィトン
おそらく偽物
高級ブランドの代名詞であるルイ・ヴィトンは、その人気の高さからコピー製品が多く出回っている。あなたの所有しているそのアイテム、本物ですか?
Nike
Just Buy It.
あまりにも著名なブランドの著名なキャッチコピー。むしろ考えずにさっさと買えってことですね。
インスタグラム
イケてない写真もフィルターで詐欺写真に
最近のインスタはフィルターの性能もどんどん上がり、どこまでがリアルな写真なのかが見分けがつかないほどに。どんな質の悪い写真でもフィルターでどんどんカバーできちゃう。
ペリエ
お金持ち向けの水
単なる水なのに、おしゃれなで高級感のあるロゴが掲載されている緑色の瓶ボトルに入っているだけで、誰でも気分はヨーロッパにあるカフェの昼下がり。
NETFLIX
観ている時間よりも、検索している時間の方が多い
中毒性のかなり高いNETFLIXは、作品を観ている時間も長いが、ブラウズや検索している時間もかなり多く取られてしまう。
Tinder
えーっと、どちら様ですか?
めっちゃかわいい、カッコ良いと思って実際に会ってみたらあまりにも写真と違いすぎて、どの人だか識別がつかないこともある。
ペプシ
コークが無い時に
コカコーラをオーダーしようとして、”ペプシならあります。” と言われることが多い。おそらくPepsi社は、”ペプシでも良いです。じゃねーよ!” と思ってるだろう。
アンダーアーマー
着ているだけでアスリートになった気分
アスリートを進化させる革新的スポーツウェア、スポーツシューズ、アクセサリーを開発しているブランドのアンダーアーマーはそのイメージ作りが上手すぎて、どんな人でもアスリート気分にさせてくれる。
Gillette
これからもどんどん刃の数を増やしていきます
カミソリは時代が経ち進化する度に二枚刃、三枚刃、とどんどん刃が増えていくイメージがある。どこまで増やせば良いのか?何枚刃まで増えるのだろうか?
特に意味もなくユーザーと繋がってみよう
日本でも随分とユーザーが増えてきたビジネス系SNSのLinkedIn.基本的にはビジネスでやり取りのあるユーザー同士が繋がるためのものであるが、結構な割合で会ったことのない人から謎のリクエストが届く。
モノポリー
友達を失う素晴らしい手段
他のユーザーを破産に追い込むことがゴールになっている以上は、友達とモノポリーをするとどうしても友情に亀裂が入ってしまう。勝てば勝つほど友達がいなくなる。
マウンテンデュー
ゲーマー向けのスポーツドリンク
アメリカにおける複数のスポーツドリンクブランドの中でも、マウンテンデューはなぜかゲーマー達に人気が高い。今後はeゲームズのRedBull的存在になるかも。
ハーレー・ダビッドソン
メンヘラ中年の憂さ晴らし
ワイルドなイメージのハーレーは中年層の男性に絶大なる人気がある。一方でかなり自己満な部分も否めない。仕事での不満や家庭でのストレスを爆音とともに晴らしちゃうアイテム。
iTunes
利用規約を読まずに利用しています
iTunesを立ち上げると何かと長い利用規約に同意を求められる。恐らく多くのユーザーは読まずに同意ボタンを押しているのではないだろうか。
バドワイザー
ビール、っぽい飲み物
アメリカでも大人気のバドワイザーだが、そのライトな味に物足りなさを感じるコアなビールファンもいる。その感じを “Kind of Beer (ビールっぽい)” で表現。本来のキャッチコピーは”King of Beer”
筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.
CES 2025の革新を振り返りませんか?
1月11日(土)、btrax SFオフィスで「CES 2025 報告会: After CES Party」を開催します!当日は、CEOのBrandonとゲストスピーカーが CES 2025 で見つけた注目トピックスや最新トレンドを共有します。ネットワーキングや意見交換の場としても最適です!