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ノンデザイナーが学ぶためのデザイン関連記事まとめ
非デザイナーでもデザインについて勉強し、その知識をつけていくことはビジネスにおいて非常にポジティブな影響をもたらす。
それは、昨今言われてきた「デザイン経営」に始まり、「UI/UX」という概念、または「DX (デジタル・トランスフォーメーション)」を推進していくためにも、経営やビジネス的な意味での「デザイン」を理解することが重要になってきたからである。
この記事では、本ブログ「Freshtrax」にて過去に公開してきた記事の中から、非デザイナーがデザインを勉強する上で、参考にしていただきたい記事をカテゴリーごとにピックアップし、簡単なまとめと共にご紹介する。
デザイン経営編
1.なぜ日本にはデザイナー出身の経営者が少ないのか
海外、とりわけシリコンバレーに拠点を持血、世界的サービスを生む企業と日本企業の違いの一つに、「経営陣にデザインバックグラウンドを持った人材がいるかどうか」がある。
この決定的な違いを左右するのが、日本ならではの「営業ドリブン」というビジネス風土。
しかし、従来型のやり方では世界競争に勝つことが難しいことは明白。デザインを中心にサービスの質や、ブランド力の向上に力を注ぐ姿勢へのシフトが求められている。
2. 統計データで見るデザインの経営に対するインパクトの大きさ
経営におけるデザインの重要性は数字にもはっきりと現れている。顧客満足度やブランド価値の大幅な上昇だけでなく、売り上げも42%上がるとの結果も。
デザイン経営がもたらすインパクトに半信半疑だった方も、この結果を見ればおそらくその重要性に納得するはずだ。
サービスデザイン編
3. ヒットサービスに重要なのは “革新的アイディア” ではない!?
革新的なサービスは革新的なアイディアから生まれる。そんなアイディアを発想する素質は、(デザイナーでもあるまいし、)自分にはない。そんなことを思っていないだろうか。
しかし実は、アイディアだけで成功する例は皆無に等しく、アイディアだけでなく、そもそもの課題や、その解決のための手段を正しく理解することが不可欠だ。
また、状況次第でサービスをピボットさせたり、まずはリリースして徐々に改善を重ねていくというスタートアップ的な姿勢も重要になる。職種関係なく、これから生き残るサービスを生むために覚えておきたい。
4. お客様第一主義とユーザー中心デザインの違い
サービスデザインを知っていくと、「ユーザー中心デザイン」や「ユーザー中心設計」という言葉に頻繁に出会う。こういった言葉について、気づかないうちに陥っていることも多い「お客様第一主義」と比較しながら解説する。
お客様を優先するあまり、彼らの言葉を鵜呑みにするのでは単なる下請け止まり。そうではなく、実際にサービスを使うユーザーの声に着目すべきだ。
彼ら自身も気がついていないかもしれない潜在的なニーズに焦点を当て、解決策を発想することこそ、ユーザー中心デザインなのだ。
サービス開発の際に、ユーザーインタビューというメソッドが取られる理由も、ここに起因してくると考えられる。
デザイン思考編
5. デザイン思考入門 Part 1 – デザイン思考の4つの基本的な考え方
デザイン思考がデザイナーだけのものではないことが改めてお分かりいただける記事だ。デザイン思考の基本中の基本かつ、他の思考法にはない特徴をまとめている。
これまでも述べてきた「ユーザー中心」や「プロトタイプによるテスト/改善の繰り返し」以外にも、課題の解決策を1つに固執しないことも特徴的だ。
特に日本人は「正解」と思われる解決策をじっくり探す傾向があるが、デザイン思考では、質よりも量を重視し、スピード感を持ってプロセスを進めていく。
6. ここがちゃうねんデザイン思考。5つの違いを理解してモヤモヤを解決
デザイン思考の基本を理解しているが、どうにも「当たり前のこと」を言われているような気がして、まだ腹落ち感がない方にぜひ読んでいただきたい。また、この記事でご紹介してきた各記事の総括とも言える内容だ。
3で挙げたユーザー中心デザインのために持つべき「ニーズの再定義」という考え方や、プロセスはあくまでも自分の立ち位置を意識するための指針であることなど、やや応用ではあるが、読むとさらに理解が深まる内容のはずだ。
非デザイナー向けのデザインE-bookを公開
ビートラックスは、今回ご紹介した記事をぜひ読んでいただきたい非デザイナーの方向けの無料E-bookをリリースした。第一弾は、「ユーザー中心の体験デザイン」について。
なぜユーザー中心の体験が重要なのか、また、どのようにそんなデザインを実現するのかをテスラの事例を参考に解説している。サクッと読める内容であるため、非デザイナーの方も気負いせず、ぜひダウンロードしてご覧いただきたい。