7つのスタイル別-ロゴが美しい海外ビジネス21選

大企業だけではなく、スタートアップや中小企業でも、最近は非常に優れたロゴがが増えてきている。ブランド形成においてのロゴや役割はかなり大きい。

ビジネスの立ち上げ当時はあまり重要視されていないが、ユーザーが増え知名度がアップするにあわせて大きなリニューアルを行ったりより洗練したデザインに変更を行ったりする。

一方で、消費者向け商品を提供しているブランドと比べるとかなりその実態とメージ作りが困難になりがちなのが、テクノロジー系スタートアップである。スタートアップ系から成長し、ロゴを改善した例としては、Twitter, Yahoo!, Ebay, PayPalなどが挙げられる。

たかがロゴ、と思うかもしれないが、企業価値を左右するブランディングにおいては、ロゴのクオリティ次第でユーザーへの第一印象が大きく変わる。

例えば、AppleやNike, Cokeを考えてみた場合、ロゴは彼らが保有する企業資産の中でもかなり大きな部分を占めていると思っても間違いない。

最近リデザインされたテクノロジー系企業ロゴ

ユーザーに正しい印象を与えるロゴは、例え一見それが単純に見えたとしても、形、バランス、色など、細部にわたって作り込まれている。良いロゴは必ず下記の5つの要素を含んでいる:

洗練されたロゴを構成する5つの要素

1. Simple – シンプルである事
2. Memorable – 記憶に残る
3. Timeless – 時代を超越している
4. Versatile – 各種メディアへの汎用性が高い
5. Appropriate – 適切なイメージを形成する

加えて、通常ロゴをデザインするには主に以下の7つのCから始まるスタイルのどれかを活用するケースが一般的である。

ロゴをデザインする際に利用される7つの”C”デザインスタイル

1. Creative – ユニーク性
2. Cutting edge – 先進性
3. Cute – かわいらしさ
4. Clean – クリーンさ
5. Communicative – メッセージ性
6. Chic – クール/シックさ
7. Close-to-home – 地域性/馴染みやすさ

どんなに小さな企業/ビジネスでも、優れたロゴがあれば正しいブランドイメージの構築と顧客獲得に繋げる事が可能になる。それでは、上記7つのスタイル別に洗練されたロゴを持つ海外のスモールビジネスを3つずつ紹介する:

クリエイティブ系ロゴTop3

見る人にプロダクトのや企業の特性を伝えながらも、インパクトを重視した記憶に残るタイプのロゴ。

1. Opendorse

ネブラスカ州を拠点としたスポーツ選手とスポンサー向けマッチングサービス
image credit: Opendorse

2. Dryworld Industries

アスリート向けシューズブランド
image credit: Dryworld Industries

3. Design Squid

Webデザイン/ブランディング会社
image credit: Design Squid

先進系ロゴTop3

オンラインサービスやIT系の企業やプロダクトに見られる、卓越したタイポグラフィーを活用したシャープなタイプのロゴ。

1. Fitness Blender

オンラインエクササイズコンテンツサービス
image credit: Fitness Blender

2. Ariba

シリコンバレーを拠点としたソフトウェアITサービス会社
image credit: Ariba

3. High Touch Group

技術系コンサルティング/PRサービス
image credit: High Touch Group

カワイイ系ロゴTop3

馴染みやすい雰囲気のイラストやアイコンを活用し、ソフトなイメージでユーザーに対しての親近感を醸し出すタイプのロゴ。

1. Porter

各種家事を請負う出張メイドサービス
image credit: Porter

2. At Home Veterinary Services

ペット向け出張クリニック
image credit: At Home Veterinary Services

3. United Shoes of America

Made in USAをモットーとする子供向けシューズブランド
image credit: United Shoes of America

メッセージ系ロゴTop3

ロゴを見ただけでサービス内容がイメージ出来るようなタイプのロゴ。洗練されたデザインの中に1つか2つのアクセントポイントを含むのが一般的。

1. Indulgery

地元のレストランやバーでのイベント情報を随時届けるサービス
image credit: Indulgery

2. Pinchaser

ゴルファー向けレッスンコンテンツ提供サービス
image credit: Pinchaser

3. Gregory’s Coffee

ニューヨークを拠点としたカフェチェーン
image credit: Gregory’s Coffee

シンプル系ロゴTop3

構成する要素やカラー、線の数などを極力抑え、シンプルでありながらも普遍的な存在感を打ち出しているロゴ。

1. Gig Masters

ウェディングやパーティーなどの各種イベントに関する会場やサービス業者予約サービス
image credit: Gig Masters

2. L&A Lavin & Associates

ニューヨーク・ブロンクスを拠点とする公認会計士事務所
image credit: L&A Lavin & Associatese

3. MetaMarkets

デジタル広告向けリアルタイム分析ツール
image credit: MetaMarkets

クール/シック系ロゴTop3

アパレル系に多く見られる洗練されたタイポグラフィー、多めの余白、そして基本的には文字以外の要素を抑えることで大人な雰囲気を演出するロゴ。

1. Billy Reid

高級ファッションデザイナー
image credit: Billy Reid

2. Manvelope

メンズ下着や靴下を定期的に送るサブスクリプションコマース
image credit: Manvelope

3. The Tutbury Present Company

イギリス・タットベリー‎にあるお土産屋さん
image credit: The Tutbury Present Company

馴染みやすい系ロゴTop3

手書き風やスタンプ風など、看板やサインなど、日々の生活でも目にする事の多いビジュアル要素を活用することで、親近感を醸し出すタイプのロゴ。

1. Hawkair

カナダ・ブリティッシュコロンビア州を拠点とした航空会社
image credit: Hawkair

 

2. Coalwork

ペンシルバニア州にあるコワーキングスペース
image credit: Coalwork

 

3. Professional Movers

デトロイトを拠点とした引っ越しサービス業者
image credit: Professional Movers