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未来を創るAI・ロボット系スタートアップ5選 – マーケティングから物流まで
AIの進化が私たちの生活やビジネスに影響を与えており、ここ数年でのAIを活用した新たなサービスの出現には私自身驚きと興奮を感じています。
特に米国はサンフランシスコ・ベイエリアを中心にAIテクノロジーの発展においても中心地の一つ。
この数年でも多数のAI活用スタートアップが輩出されていて、こうしたAIスタートアップの新たなサービスは、私たちの社会や生活そのものを変革する力を持っています。
「これらのサービスがいかに私たちの日常を豊かにし、新たな価値を創出しているかを知って頂きたい!」
そのような想いで今回は特に『マーケティング・データ分析・自動運転』の分野での革新的なAIスタートアップ企業5社ご紹介します。
①マーケティング
Jasper – AIコピーライターでマーケティングを強化
Jasperは、米国テキサス州オースティンに拠点をおく2021年に設立され、AIコンテンツプラットフォームを提供。
Jasperが提供するAIコピーライターは、マーケティングコンテンツをAIによりテキスト生成するコピーライティングサービス。
企業のマーケティング担当者がJasperを使って、SEOに最適化されたブログ記事や広告文を自動生成し、SEOに最適化されたコンテンツを短時間で作成することができるようになります。
これにより、マーケティング担当者は効率よく広告効果を最大化するツールとして重宝されているのです。
ウェブサイト、Google広告、Facebook広告、ソーシャルメディアキャプション、Eメールなどのコンバージョンを重視させたい際のマーケティングコピーライティングに強い文章を作成することが出来ます。
ChatGPTとの大きな違いは、SEOに最適化された文章を生成する事ができることにあります。
②データ分析
Scale AI – 高品質データでAIモデルの信頼性を向上
Scale AIは、2016年に設立され、サンフランシスコが拠点。AI技術の進化を支えるための高品質なデータ提供が専門。主なサービスは、行政、自動車等企業向けに、データラベリング、モデルの微調整、強化学習、AI評価を提供。
例えば、自動運転車の開発を行っている企業がScale AIのサービスを利用して、道路状況や歩行者の動きを正確に捉えたデータを収集し、AIモデルの精度を向上させています。
Scale AIの提供する高品質なデータにより、自動運転技術の信頼性が高まり、安全性の向上が図られています。
また、AIモデルが必要とする大量かつ高品質なデータの生成と管理における課題を解決しています。
特に、データの偏りや不正確さを最小限に抑えることで、AIシステムの信頼性と効果を高めるサポートがされているのです。
Labelbox – AI開発の学習データ生成支援
Labelboxは、AIデータ管理・データラベリングプラットフォームを提供。2018年に設立されサンフランシスコが拠点。
AI研究者がLabelboxを使って大量の画像データに効率的に注釈を付け、短期間で高精度なAIモデルを生成するシーンでは、データ管理の複雑さが軽減され、迅速に高品質なAIモデルの開発が可能に。
例えば、医療分野では、研究者がLabelboxを使用して膨大な数の医療画像に注釈を付け、AIモデルを学習させています。これにより、疾病の早期発見や診断の精度向上に貢献しているのです。
AI開発では大量の学習データ生成が非常に重要である一方で学習に時間がかかる課題もあります。
Labelboxのサービスは、画像、動画、テキストなどのデータに対する効率的な注釈付けを可能にし、AIモデルの精度を向上させることを目的としています。
本プラットフォームを使用することで、データ管理の複雑さが軽減され、迅速に高品質なAIモデルを開発することが可能になります。
③自動運転
Kiwibot – 自律走行ロボットによる未来型デリバリー
Kiwibotは、バークレイを拠点に2017年に設立され、最先端のロボット技術を利用した自律走行ロボットデリバリーサービスを提供。
Kiwibotのロボットは、最新のセンサー技術とAIを駆使して、自律的にルートを選び、障害物を回避し、安全に目的地まで商品を輸送。
利用シーンとしては、大学キャンパス内でKiwibotのロボットがキャンパス内を走り回り、学生や教職員の食事や飲み物を配達しています。
注文から配達までの過程をスマートフォンでリアルタイムに追跡でき、ロボットのフロントディスプレイには可愛い表情が表示されるため、学生たちに親しみを持たれています。
配送ロボットはコンパクトで軽量なデザインが特徴的です。歩道やキャンパス内での利用を想定しており、最新のセンサーとAI技術を搭載して障害物を回避。飲食物の配達に特化しており、大学キャンパスや都市部のレストランからの注文に対応しています。
配達の過程はリアルタイムで追跡可能で、利用者はスマートフォンアプリを通じて配達状況を確認できます。配送ロボットのフロントディスプレイに表情を表現できるようになっており、小型サイズも相まって、配送サービスにかわいく親近感を持つことができます。
Nuro – 人を運ばない、自動運転配送車でラストワンマイル配送
Nuroは、2016年にマウンテンビューで設立されたAIロボティクス企業。利用シーンとしては、Nuroは自動運転配送車により地元のスーパーから顧客の自宅まで食品を配送。
これにより、顧客は買い物に行く手間を省けるだけでなく、店舗側も配達効率を大幅に向上させることができます。
人の移動ではなく貨物配送用に特化した自動運転配送車を開発し、最終マイル配送の効率化を目指しています。
一般車両サイズの自動運転車を使用して大型商品の配送に最適です。
現在、カルフォルニアとテキサスの公道でこの完全自動運転車を走らせています。
また、同社の無人自動運転車両”Nuro Driver”は、UberやFedexといったグローバル企業の配送の無人自動運転車両としても活用されています。
まとめ
本記事では、米国でAIを活用して先進的なサービスを提供しているスタートアップを紹介しました。
今回の記事の中で紹介したサービスは、技術的な革新性だけでなく、その技術をどのように実際のサービスや製品に応用しているかが非常に興味深いと感じています。
例えば、Nuroの自動運転配送車が地元のスーパーから顧客の自宅まで食品を届ける姿を見て、技術が私たちの生活をどれほど楽にし、便利にしているかを強く実感します。
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