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5人の起業家が語る成功への意外なアドバイス【前編】
今回は起業や仕事をするにあたって役立ちそうなアドバイスをご紹介します。有名な起業家や実業家が発言した予想外で意外なアドバイスの数々です。
特にこれから起業したい方や今まさに起業中の人には是非目を通していただきたい内容です。
1. Paul Graham: “Don’t think big.”
Lispプログラマー、ライター、投資家でもあるPaulは1985年にViawebを創立。その後、Yahoo!に買収され同プロダクトは現在のYahoo!Storeとなりました。そんな彼のアドバイスは”Dont’t think big”です。
私の経験上、結果的に大きなことを達成するためにも最初は小さなことから始めなくてはならない。
これは言われてみれば納得できることではないでしょうか?どんな大きな目標を立てても、その目標を達するためには小さなステップを1歩ずつ踏まなければなりません。例えば、”自分のプロダクトやサービスを海外進出させたい”と目標を立てたとしても、いきなり海外進出出来るわけはなく、最初はマーケットリサーチなど細かい準備からしなくてはいけません。
Paulは他にもこんなことを言っています。
私の経験上、その小さなことを始めるのは他人のためだけではなく、自分のためでもある。…最初からゴールへと決められた道を歩むことはできない。まずは自分の知っていることから始め、進むうちに視野をどんどん広げて可能性を広げて行けばいい。最初から完璧なイメージを持っているよりも、どうなるか分からない方が結果的に良いものができる。
確かに近い将来でさえ何が起こるかわからないし、始めのうちから遠い未来まで全てが見えているなんて到底考えられません。それが起業というビジネスプランであれ、人生という大きなスケールであれ、同じことなのでしょう。
2. Leo Babauta: “Don’t set goals.”
世界中で最も人気のあるブロガーの一人であり、zenhabitsと呼ばれるブログを開設しています。現在はグアムからサンフランシスコに移住し、シンプルライフ・幸せ・モチベーションといったことをテーマにした記事が人気を集めています。
この頃、特に目標を立てずに生活してるが、かと言って何事も達成できずに過ごしているわけではない。目標によってすべきことに制限をかけなくてすむので、むしろ自分を解放して物事に取り組めるのである。目標を立てずに過ごすと予期せぬ新しいことに巡り会い、学ぶことができる。目標を持たないことは何もしないことではなく、何か熱意のあることに一生懸命になり、クリエイティブに仕事ができるということである。
目標やゴールを立てないなんて怠惰でどうせ結果的に何もできない、と思う方も中にはいるかもしれませんが、Leoはその方がむしろ生産的で目標に縛られたり達成できない場合のストレスからも免れると言います。
3. Dave Goldberg: “Leave the office at 5:30. ”
SurveyMokeyのCEOを務めるDaveは起業家、投資家として、またITや音楽業界にて活躍しています。彼が1994年に立ち上げたLAUNCH Media Inc.はその後、Yahoo!に買収されました。
シリコンバレーのスタートアップで働く多くのCEOは寝る暇も惜しんで他のスタッフよりも長い時間働くというのはよく聞く話であり、それが普通だったりします。しかしながら、CEOを務めるDaveは毎日5時半には退社します。
家族と時間を過ごすために、毎日オフィスを5時半に出る。私自身が毎晩家族と過ごしているので、家族のいる他の社員も安心して家で夕飯をとり、家族との時間を大切にしてもらっている。
さらに、優秀な社員を雇い、彼らに気持ちよく働き続けてもらうためにも、会社全体で良いワークライフバランスを持つことがとても大事だとDaveは話します。
4. Elon Musk: “Seek out negative feedback.”
Elonは南アフリカ共和国出身のアメリカの起業家であり、現在はSpaceXの共同設立者兼、CEO、またTesla MortersのCEOです。PayPal社の前身であるX.com社を設立した人物でもあります。
精神的につらく無視したいかもしれないが、自分の悪いところを常に探し求めた方が良い。その悪いフィードバックが絶対に正しいとは限らないが、’一番やってはいけないことはそのフィードバックを真摯に受け止めないで無視することである。
確かに、自分に対する否定的な意見やフィードバックは無視しがちです。無視した方が気持ち的にも楽であるし、言われた直後は感情的になりがちで落ち着いて受け止めるのは難しいかもしれません。しかしながら、他人にしか分からない自分の悪いところに気付かさせれることでより良いアイディアやプランに改善できるという事実も納得できます。
Elonは上司や同僚にむしろこう聞くそうです。
自分の良いところは教えてもらわなくていい。悪いところだけ教えてくれ。
5. Jeff Bezos: “Change your mind a lot. ”
Jeffはアメリカ、ニューメキシコ州出身の実業家で、Amazon.comの創設者でありCEOを務めます。Jeffは2013年、Washington Postを買収しました。
何度も考えを変えることは決して悪いことではなく、良いことだ。前日までの考えと全く違ったものを次の日持ってくることはむしろ歓迎する。…賢い人は常により良い考えはないか探求し、解決したはずの問題をもう1度考え直す。そして、新たな視点、新しい情報や考え方に常にオープンでいる。
これはかなり意外なアドバイスかもしれません。裏を返せば、自分の意見がはっきりしていない人に思われる恐れもあります。それでもJeffはどれだけ自分の考えをアジャストし変えることにオープンになれるかがとても大切で、どんどん考え直すことで素晴らしいものが出来上がるということが言いたいのでしょう。
例えば誰かがミーティングであるアイディアを提案したとします。そのアイディアがどれほど素晴らしいものであれ、他の人の意見も考慮してその考えを練り直すことで最終的にもっと満足のいくクリエイティブな考えが生まれるのです。
以上、有名な起業家から学ぶ意外なアドバイス5つでした。後編でもう5人のアドバイスも紹介させていただきすのでお楽しみに。
この記事は10 of the most counterintuitive pieces of advice from famous entrepreneursを基に書いています。
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