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動画で振り返る 2026 CES の注目ポイント10選
毎年、年始の恒例 CES。ラスベガスで開催される、世界最大級のテクノロジーイベント。元々は家電の展示会的なノリだったが、ここ4,5年は、テクノロジーイベントに大きくシフト。それもあり、スマートホームやIoT, モビリティー, AI, そしてロボテックなどなど、テック全般に関するセッションや展示が行われている。
テクノロジー理解した上でデザインサービスを提供し、新規プロダクト作りのサポートをしている、我々 btrax (ビートラックス) としても、毎年参加し、世界の動向をキャッチするようにしている。

2026のカテゴリー別出展割合。出典データ元: CTA
面白そうなプロダクトを動画でご紹介
これまでも、おおよそ10年に渡り毎年FreshtraxにてCESレポートを書いてきたが、そろそろ時代的にも、文字や写真だけでなく、動画を活用した方がより伝わりやすいと判断し、今年のレポートは、動画中心のコンテンツにすることにした。
それでは、CES 2026で興味深かったプロダクトやセッションをいくつか紹介してみよう。
1. みんな大好きなブロックが進化 – LEGO Media Session
今回の CES 2026のメディア向け発表会で、最もワクワクして、最も感動したのが、LEGO のセッション。 おおよそ、テクノロジーとはあんま関係ない会社だと思ってたが、大間違い。
既存のレゴブロックに「スマートタグ」をつけることで、音が出たり、光ったりする。子供の頃に心で想像していた情景が、目の前に広がる無限の可能性。テクノロジーを使いすぎてないのも良い。
sそひて、やっぱ企業の発表イベントではエンタメ性はとっても重要。その見本が、CES 2026 での LEGO によるこのメディア向けセッション。ミニフィギュアが操縦するヘリが表示され、会場をドローンが飛び、リアルタイムで撮影された映像が表示される。そして、プレゼンターがヘリコプターから降りてくる。最高でした!
2. 気分によってネイルの色が変えられる – iPolish
専用のデバイスとアプリを使って、400色の中から、ネイルの色を5秒で自由に変更可能。デジタルインクテクノロジーを応用してる感じ。現在 $95でプリオーダー受付中とのこと。なお、爪のチップは一つ$9で換えが販売しているので、無くした場合も安心。
3. テクノロジーは癒し系 – Pet Robots
ES展示で毎年レベルアップしてるのが、ペットロボット。AIが実装されて、どんどん賢くなってきてる。ペットを飼いたくても変えない環境にいる人や、お年寄りの痴呆症改善。そして、メンヘラ対策など、現代で、ペットロボットが活躍するシーンは多い。
4. ルンバが倒産しても大丈夫 – Robot Vacuum
ロボット掃除機の代名詞、「ルンバ 」を提供する米アイロボット社が2025年に連邦破産法を申請し、中国メーカー「杉川機器人」の傘下になった。てっきり、これ系のプロダクトに対してのニーズはないのかと思ったら、大間違い。CESで同タイプの掃除機が多く展示されていた。
提供会社の人に「ルンバは倒産したけど?」と聞いてみると、「あれは性能が悪かったから」とのこと。展示されてたプロダクトの多くが、ロボットアームが付いていたり、階段を登ることができたりなど、かなり進化していた。
5. 世界一の企業の次のビジョン – NVIDIA Keynote
去年のCESで最も印象深かったセッションが、NVIDIAのジェンスン・ファンによる「フィジカルAI」構想。今年はその実用化と、次世代のAIテストモデル「World Model」の発表。
メルセデスとパートーナーシップを組んで自動運転車両を作ったり、世界のロボットメーカーに技術提供したりなど、今後も世界一のAI企業の躍進が止まらなさそうな感じ。
6. もう家事をしなくても良い時代に – Home Robotics
LGやサムスンなどの家電メーカーが最も力を入れているのが、家事ロボット。それ以外にも、中国や韓国メーカーが様々なタイプの家事ロボットを展示。実用化が進めば、「家事は誰の仕事か?」論争がなくなる時代が来るかも。
7. 何もしなくても、こんなにも切れるんですね!- Ultra Sonic Knife
CESの一般展示の2日前に、メディア向け専用のセッション「Unvailed」が開催される。そこでは、スタートアップ企業を中心に、新しいテクノロジーやプロダクトを初披露する。
今回も数あるプロダクトが紹介されていたが、特にこの Ultra Sonic Knife は、モーター無しで振動する次世代の包丁。日本でもテレビコマーシャルで紹介される日も近いかも。
8. ロボットが自動車を作る時代に – Hyundai Atlas
今年のメディア向けセッションで最も話題になった一つが、韓国の自動車メーカー、Hyundaiによる産業用ロボット、Atlasの発表。子会社のボストンダイナミクスとの共同開発で、工場での人手不足と製造効率の改善を目指すプロダクト。自動車工場には人がほとんどいらない状態になる日も近いかも。
9. 水陸両用ドローン – HoverAir Aqua
一時期と比べ、かなり下火になってきたドローンの展示。しかし、このHoverAir Aquaは、水陸両の撮影用ドローン。ユーザーの顔を認識して、水中でも自動的に追跡してくれる。
サーフィンやダイビングなどのウォータースポーツをする際に、上空からそのまま水の中に飛び込むダイナミックな映像を撮影することが可能になる。
10. 日本のカワイイがパクられる – LOVOTっぽいロボット等
実用性の高いロボット以外にも、癒しを提供するカワイイ系ロボットの需要も増えてきている。それに合わせて、動くぬいぐるみっぽい感じのプロダクトも複数展示される。
そんな「カワイイ系」ロボットだが、最近は日本のキャラっぽいモノや、日本で実際に販売されているプロダクトそっくりな製品も少なくない。カワイイは日本のお家芸だったはずが、非日本企業もどんどん学び始めているのが分かる。
ボーナス: Sphere でのLenovoキーノートとコンサート
プロダクト自体やセッション内容自体だけではなく、その施設の凄さも体験できるのがラスベガス。去年のDelta のキーノートから利用され始めている、球体のアリーナ、Las Vegas Sphereでのセッションは、圧倒的な迫力。
特に、本セッションが終わった後の、アフターコンサートが素晴らしい!去年はレニー・クラヴィッツ。今年は、グエン・ステファニーによるパフォーマンス。天井まで見渡せる「リアルVR」会場は、新しいクリエイティブ表現の可能性を感じさせてくれた。
感想: 目立つテクノロジーよりも、実用性の高いプロダクトが増えた
いかがだったでしょうか?
こんな感じで、CESでは、多種多様なプロダクトやセッションが開催され、未来のヒット商品やアイディアを見ることができる。
これまでは何かと、「飛び道具」的なプロダクト展示が多かったのだが、今年は結構「欲しいな」と思わせてくれる製品も複数あった。
やっぱ、AIは話題になっているけど、実際のプロダクトに実装して初めてその威力が発揮されるのがわかったイベントだった。より詳しい感想や考察は、下記のイベントでお話しする予定。
2026年1月29日(木)、CES 2026 振り返りセッション開催!
2026年1月29日(木)、世界最大級のテックイベント CES 2026 を「AI」という視点から読み解く、振り返りセッションを開催します。
見逃せないAIトレンド、注目スタートアップ、日本企業の現在地まで、リアルな視点で深掘りします。さらに特別講演として、別所哲也 氏による『俳優がAIになる時』も予定。