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今から16年前、2004年の最新テクノロジートレンド
インターネットやテクノロジーの進化で世の中はめまぐるしく変化している。現在世の中で広く普及しているサービスのその多くが、当時は存在していなかった。それらのテクノロジーや、サービス、デバイスを見るだけでこの16年間の変化の強烈さを感じる事が出来る。今から考えれば全く想像出来ないような時代であった。
10年前に存在していなかったもの
- Facebook (2005年一般リリース)
- YouTube (2005年リリース)
- Twitter (2006年リリース)
- GoogleMap (2006年リリース)
- クラウドコンピューティング (2006年にGoogleのEric Schmidtが提言)
- iPhone (2007年リリース)
2004年当時に話題になっていたトレンド
Bluetooth
現在でも幅広いシーンで利用されているデバイス同士をワイアレスで繋ぐテクノロジーのBluetoothは、2004年当時には少し過大な期待が寄せられていた。当時の予想では近いうちにキーボードやマウスは全てワイアレスになると思われていた。
iPod & MP3プレイヤー
初代が2001年にリリースされた当初のiPodはあまり多くの注目は集めていなかった。Macのみに対応していた事が一番の理由であったが、2004年にWindows対応を開始し、一気にブレイク。それに合わせて、他のメーカーからも次々と競合製品となるMP3プレイヤーが発表された。
2004年当時のAppleのWebサイト:
42インチのプラズマテレビが$4,000
現在は手頃のな値段で手に入るフラットTVであるが、10年前は42インチのプラズマテレビの平均相場が$4,000 (約40万円) であった事を考えると、テクノロジーの進化が消費者に与えるメリットも大きい。
公共施設でのWifiの普及
現在は無線Wifiが一般的になっているが、2003年末の時点で合計で約43,000ほどある世界中の空港のうち、Wifiを完備していたのは実に293しかなかった。また、Wifiを利用出来るパソコンも少なかった為、2004年頃から少しずつではあるが、インフラとしてのWifiに注目が集まって来ていた。
カメラ機能付き携帯電話
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンが全く存在していなかった当時のアメリカでは、NokiaやMotrolaなどから販売された旧式の携帯電話端末にカメラ機能が実装されているだけでも大きな話題となった。ちなみに、2004年当時で最もイケていた携帯電話はMotrola Razr
2004年当時の最新携帯電話:
ビデオブログへの期待
当然であるが、YouTubeの存在していなかった10年前は、インターネットを介しての動画配信に対する一般的なプラットフォームが存在していなかった。そんな中でも、急速にブログが普及し始めた事もあり、TypePadやBloggerなどのブログプラットフォームがビデをコンテンツのサポートを開始。多くのブロガーが自作動画をブログに掲載する、ビデオブログ、通称Vlogが普及する…はずだった。
これからの10年
これまでの16年をざっと振り返ってみたが、これからの10年は、より一層テクノロジーの進化は加速する事は間違いない。それに伴い、より多くの変化が訪れ、全く予測不可能な展開も考えられる。恐らく近いうちに”パソコン”という概念は消滅するであろうし、全ての状況でインターネットに接続している事が当たり前となる。
そしてもちろん、”ネット上で”という表現はナンセンスになる。そんな大きな時代の変化のうねりの中で、それでも存在し続けるのは人と人とのつながりであり、コミニュケーション、デザイン、そしてイノベーションが社会に対して与える影響力は必ず増え続ける。
筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.
photo by Matt Clark
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