【これだけはおさえておこう】INDIEGOGO出展に必要なものリスト

海外クラウドファンディングに出展するには、キャンペーンのアイデア以外に何が必要なのだろうか。今回の記事では、海外クラウドファンディング大手のひとつ、INDIEGOGOに出展するのに必要なものをリスト形式で紹介したい。

KICKSTARTER出展に必要なものもINDIEGOGOとほとんど一緒なのだが、実はINDIEGOGOにはKICKSTARTERのような出展審査がない。そのため、以下の7点さえ揃えることができればどんなキャンペーンでも出展できる。

① キャンペーンの基本情報

• キャンペーンタイトル：最大50文字まで
• 目標金額：最低500ドルから
• 通貨：調達する際に使用する通貨を以下から選択する（米ドル、豪ドル、カナダドル、英ポンド、ユーロ）
• タグライン：タグラインとは製品を一言で紹介する文のこと。ページトップの写真の下に挿入される。
• タグ：タグとはINDIEGOGO内での検索で引っかかるキーワードのこと。最大5つまで作成可能である。
• 調達期間：最大60日間まで選択可能。INDIEGOGOでは30~40日程度をお勧めしているが、もし途中で期間を延ばしたくなった場合は、1度だけ伸ばすことが可能。しかし、出展日から最大60日間までなので、最初から60日間の設定をした場合は期間を延ばすことはできない。また、期間を短くすることはできない。
• カテゴリー：(動物、アート、漫画、コミュニテイ、ダンス、デザイン、教育、環境、ファッション、映画、フード、ゲーム、健康、音楽、写真、政治、宗教、小規模ビジネス、スポーツ、テクノロジー、映画館、トランスメディア、ビデオ/ウェブ、ライティングから選択）

② 画像と動画

キャンペーンページのトップに掲載される画像又は動画を用意しなければならない。

画像

• フォーマット：JPG、PNG、SVGのいずれか
• 画像サイズ：オススメは640x640px、最小サイズは220x220px
  ちなみに、ピッチ画像は620x413px、プロフィール画像は460x285px、プロフィールのアバター画像は90x90pxである。

動画

• 長さ：オススメの動画の長さは1分から3分。
• サイズ：640x427px
  動画はYoutubeかVimeoにアップロードしてから、URLの登録をINDIEGOGOで行う仕組みになっている。

③ 報酬: Perks

報酬とはキャンペーンの出資者に対して渡す、お礼のようなものである。出資額に応じて内容の異なるものを何種類か用意する。INDIEGOGOでは全部で20個まで報酬を設定することができ、キャンペーン途中でも追加することもできる。

• 報酬タイトル：30字以内で設定する
• 報酬金額
• 報酬の説明
• 用意できる報酬の数（任意）：もし設定しなければ無限に用意できることになるため、人気になるであろう報酬は注意したほうがいい。
• 報酬の配送時期（任意）
• 報酬を配送できる場所を限定するかどうか（任意）
• 出資者が負担する報酬の配送料額（任意）

④ キャンペーン紹介文

キャンペーン紹介文はキャンペーンページのメインとなるものだ。上図のようにINDIEGOGO内にあらかじめテンプレートがあり、ワードのように自分で編集して提出する。もちろん画像や動画を挿入したり、リンクを挿入したりすることもできる。

テンプレートとして用意されているもの

• キャンペーンの要約
• 必要なこと、得たいこと
• インパクト>
• リスクとチャレンジ

⑤ 出展者の情報

• 名前
• 生年月日
• 電話番号
• 住所/郵便番号
• チームメンバーのメールアドレス：チームメンバーのメールアドレスを入力することでキャンペーンページにチームメンバーを招待することができる。招待されたチームメンバーは、キャンペーンページの編集ができたり、ダッシュボードにアクセスすることができる。（チームメンバーは事前にINDIEGOGOのアカウント登録を済ませておかなければならない。）

⑥ 調達

• 調達方法の選択：Flexible FundingかFixed Fundingか。詳しくは、米国2大クラウドファンディング INDIEGOGOとKICKSTARTER比較編 〜これからクラウドファンディングの時代が来る Part 2〜のINDIEGOGOの特徴を参照。
• 出資金の受け取り方：もしPayPalで出資金を受け取るならばPayPalアカウントの情報を入力する。ちなみにPayPal受け取りだとキャンペーンの期限終了後、15営業日後に支払われる。もし銀行口座で受け取るならば、最初の入金があった際に銀行口座登録を行う為、ここでは登録が必要ない。（*Fixed Fundingを選択したときは銀行口座受け取りはできない。）
• 受取人の情報：まず最初に受取人の種類を個人、ビジネス、非営利、その他から選択する。もし、ビジネスを選択した場合、仕事の名前、EIN、オーナーかディレクターの名前、生年月日、国の記入が必要。個人を選択した場合、氏名と生年月日と住んでいる国が必要。

⑦ その他

• グーグルアナリスティクスと連携することが可能である。連携する場合Tracking IDを登録する。
• グーグルアドワークスやFacebookアドと連携も可能である。
• 他のリンクを掲載することもできる。（Facebook,Twitter,Youtube,IMDb,Website）
• InDemandを利用するかどうかも最初に決めなければならない。InDemandについては、米国2大クラウドファンディング INDIEGOGOとKICKSTARTER比較編 〜これからクラウドファンディングの時代が来る Part 2〜の特徴を参照。

まとめ

上の7つを揃えることさえできれば今すぐにINDIEGOGOに出展できる。正直なところキャンペーンのアイデアさえ既にできていれば画像や動画の作成以外は簡単に用意できるだろう。もちろん目標金額を達成しようと試みている人は出展前の入念な準備が必要だがテストマーケティングやPRのためにクラウドファンディングを利用しようと考えている人にとってこれほど簡単な方法はないだろう。