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b-side of btrax #5 ユーザーの声を聞き、新たなサービス体験を描くデザインリサーチャーの素顔とは
btraxで働くメンバーをご紹介する「b-side of btrax」シリーズ。
シリーズ第5弾となる今回は、btrax Japanでデザインリサーチャーとして活躍する2人をご紹介します。
グローバルおよび日本市場進出・市場拡大を目指すクライアントさまのサービスやプロダクトを改善するためのユーザーリサーチや、サービスのユーザー価値を可視化するためのデザインワークショップのファシリテーターとして、ワークショップの設計から実行までを担当しています。
今回はデザインリサーチャーとして活躍する2人のバックグラウンドから、btraxへの入社理由、今後btraxで挑戦したいことまで、幅広くお届けします。
btraxではどんな人が働いているの?と気になっている方、ぜひ最後までお付き合いください!
Yuma Mitsui / Design Researcher
バックグラウンドを教えてください
日本の大学でマーケティングと環境デザイン、そして大学院ではインクルーシブデザインやデザイン思考を専攻しました。
大学院の途中でイタリア・ミラノに留学し、「イタリア流」のサービスデザイン、イノベーションの考え方にも触れることができました。
さまざまな学問領域に触れてきたことで、一つの常識に囚われることなく、常に視点を切り替えながら物事を捉えることの重要性に気づくことができたと思います。
修了後、日本でのデザインファームでのインターンを経て、ハードウェアのデザインを多く手がけるデザイン会社でリサーチャーとして仕事をしていました。
学生生活の途中からデザインを学び始めた身でありますが、デザインの過程のなかでも、ひたすら手と足を動かしながら考えることから、自分を突き動かしてくれる気づきや発想に出会える瞬間に、とても面白さを感じています。
なぜbtraxに入社したのですか?
自分のデザインの範囲を広げたかったからです。
前職のデザイン会社では、乗り物や家電製品など、カタチのあるモノのデザインプロジェクトに多く関わっていました。
その中で、モノとモノ以外とを分けることなく、一連のユーザー体験を重視する案件が増えていきました。
そして、デザインの考え方を活かして新たなユーザー体験を設計すること、そしてより広義に新たなサービスそのものを設計することにチャレンジできる環境に興味が惹かれ、btrax への転職を決めました。
また、ファシリテーションにも多くチャレンジできる機会があること、海外のプロジェクトにも多く関われる機会があるということも大きな魅力でした。
btraxでは具体的にどのような仕事をしていますか?
ユーザーリサーチとファシリテーションの仕事です。
ユーザーリサーチは、私たちが生活者(ユーザー)の代弁者になりながら、新たなサービス設計のためのヒントを探す仕事と捉えています。
人々の暮らしを私たちリサーチャーが実際に見聞きすることで、人々がうまく言い表せない願望や悩みの本質、暮らしの中に隠れたルール等を明らかにしていく活動です。
物事をさまざまな視点から捉えることを心がけながら、自分たちのデザインを前進させるインサイトの探求に注力しています。
ファシリテーションを行うプログラムは、教育系のプログラムと、サービス開発の2種類があります。ワークショップの設計、議論の促進や可視化・収束化が主な役割です。
どちらも、参加者の想いを引き出しながら、同時に多角的な視点で問いを投げかけることで、新たなサービスのユーザー価値を最大化することに注力を注いでいます。
btraxでの働きがいを教えてください
常に新たな視点に触れながら、デザインの仕事ができるところです。
プロジェクトはもちろん、常にアメリカ側のメンバーと頻繁にコミュニケーションを取っているので、ミーティングや Slackでは国内外の色々なデザインに関するトピックが飛び交っています。
日本側だけであれば当たり前のこととして流されていきそうな話題でも、アメリカ拠点のメンバーにとっては面白く捉えられることが多いので、そうしたやりとりも自分の発想を広げてくれるスパイスになっていると感じます。
また、様々な業界でデザインの力に期待している人、ユニークな業界で起業を目指す人などと一緒にお仕事ができる機会も多くあります。
自分の生活圏だけでは接点のない人々の暮らしや仕事を見聞きできること、そしてリサーチやファシリテーションの仕事を通じて多様な世界へデザインの力を役立てていけることにも、やりがいを強く感じます。
今後btraxでやっていきたいことはなんですか?
まだまだ、デザインの考え方や手法が生かされていくべき業界・世界が多くあると思っています。
取り上げられやすい社会課題だけでなく、多くの人がまだ目を向けられていないような領域に対しても、新たな視点や手法、そしてデザインにチャレンジしていきたいと思っています。
また、デザインの考え方や手法についても、常に学んでいきながら自分自身やチームを成長させていきたいと思っています。
「デザイン思考」を伝える機会も多くあるのですが、そこにこだわりすぎない姿勢、常に学びながら更新させていくことも重要だと思っています。
今興味、関心のあることはなんですか?もしくは、 今ハマっていることを教えてください。
月並みですが、よくカフェ巡りをしています。特にサンフランシスコへの出張時には一日に何軒もハシゴすることもあります。コーヒーの味を楽しむだけでなく、店舗ごとの空間構成を比較したり、そこで過ごす人々の行動を観察しています。
日本国内ではここ数年、友人数人と一緒に、地方の古民家のリノベーションに取り組んでいます。
友人同士で共同利用できるセカンドハウスのつもりで購入したのですが、壁紙を張り替えたり、和室を洋室に変えたり、洗面台をイチから作ったりしているうちに、考えながらより良い空間を作ること自体が楽しくなってしまいました。
国内外で得た空間デザインに関するインスピレーションやスキル(まだまだ日曜大工レベルですが)を、近い将来、空間デザインとそこでの人の体験を考えるデザインの仕事にも活かせたらと思います。
Mari Kimata / Design Researcher
バックグラウンドを教えてください
日本生まれ、アメリカと日本育ちです。東京の美大を卒業後、アメリカニューヨークのアートスクールに通いました。
学生時代は、グラフィックをはじめとして幅広くデザインを学び、後半では主にデザイン思考を勉強していました。
もともと画像編集などクリエイティブなことをするのが好きだったため、デザイン科に入学しましたが、デザイン思考というものについては入学当初は言葉すら知りませんでした。
美大に入ってからも教授の授業を受けている中で、「あ、これがデザイン思考なんだ」と知りました。実はゼミに入る前もよくわかっておらず(教授がデザイン思考という言葉をあまり使わなかったため)、「デザイン思考」という言葉よりも、このゼミは面白そうという気持ちで始まりました。
なぜbtraxに入社したのですか?
デザインができること、グローバルな環境で仕事ができること、この2つがマッチしたのがbtraxでした。
大学以降ずっとデザインを学んできましたので、デザイン以外の仕事をするということは考えられませんでしたし、幼少期に海外に住んでいた経験も活かせると思ったからです。
日本にもデザイン会社は無数にありますが、デザイン思考的プロセスを使ってサービス開発を行っている会社は少ないので、とても良い出会いだったなと感じています。
btraxでは具体的にどのような仕事をしていますか?
主にデザインリサーチャーとして、ユーザーがどんなことを求めているのか、どうしたら心地よくサービスを使えるかを、ユーザーインタビューなどを通じてリサーチし、考えるということをしています。
自分とは全く違うタイプの人間(ユーザー)が、どんなことを考えて行動をしたり、どんなときにどんな感情になるのか、というのをインタビューを通して知り、分析するのは、とても楽しいです。
btraxでの働きがいを教えてください。
チームメンバーひとりひとりの個性が発揮されることだと思います。バックグラウンドがみな違うので、性格や得意分野もみなそれぞれです。チームメンバーのスキルを掛け合わせてプロジェクトが進む感じがとても楽しいです。
例えば同じテーマで何かをリサーチするにしても、マーケターはマーケター目線でトレンドを捉えていたり、デザイナーはデザイナー的観点で物事を見ていたりと、さまざまな方向から材料が集まり、それが良い具合にまとまると気持ちが良いです。
また、日本チームとアメリカチームが一緒になってひとつのプロジェクトを行うのも、btraxの魅力だと思います。
全体が小さいチームであるからこそ、メンバー間でのコミュニケーションも活発に行われ、国を跨いでいてもメンバーとの距離が近く感じます。(オンラインでミーティングをしていると、いま誰が日本いるんだっけ!?となることもあるくらいに違和感なくメンバー同士が関わっています。)
今後btraxでやっていきたいことはなんですか?
btraxでは日本/海外間でのサービス開発やローカライゼーションを行っていますが、それを引き続き様々なプロジェクトで行っていきたいです。
日本ブランドが海外に展開されること、海外ブランドが日本に入ってくること、どちらも、どうしたら現地の人に受け入れてもらえるようなものになるのかを考えながらサービスを作っていますが、自分自身も常に新しい気づきが多く、ワクワクします。
国が違うと生活スタイルや環境が異なるので、人の考え方やものの感じ方なども異なります。今までの海外経験での感覚や、ユーザーインタビューから得る情報で、どんなものがターゲットにフィットするかを考えています。
今興味、関心のあることはなんですか?もしくは、 今ハマっていることを教えてください。
プライベートでは、様々なジャンルの表現者が集まるためのパブを週末に友人とやっていたりします。アートやデザインの分野だけにとどまらず、様々なクリエイターとお話しできることがとても楽しいです。
あと、日頃からフィルム写真を撮ることが好きですが、最近中判フィルムカメラを手に入れたので、早くそれで撮影したいです。
おわりに
今回はbtrax Japanでデザインリサーチャーとして活躍するお2人をご紹介しました!
btraxのメンバーのことを少しでも知っていただけたでしょうか?
今後もbtraxは、日米双方のクライアントさまに対して、デザインの力で国を超えた橋渡しをし、新たなビジネスを生み出すお手伝いをさせていただきます。
btraxについて、より詳しく知りたい方は、弊社のサービス情報がまとまったサービスページをご覧ください。
【イベント開催!】Beyond Borders: Japan Market Success for Global Companies
日本市場特有のビジネス慣習や顧客ニーズ、効果的なローカライゼーション戦略について、実際に日本進出を成功に導いたリーダーたちが、具体的な事例とノウハウを交えながら解説いたします。市場参入の準備から事業拡大まで、実践的なアドバイスと成功の鍵をお届けします。
■開催日時:
日本時間:2024年12月6日(金)9:00
米国時間:12月5日(木)16:00 PST / 19:00 EST
*このイベントはサンフランシスコで開催します。
■参加方法
- オンライン参加(こちらよりご登録いただけます。)
- 会場参加(限定席数) *サンフランシスコでの会場参加をご希望の方は下記までお申し込みまたはご連絡ください。(会場収容の関係上、ご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。)
- 対面申し込み:luma
- Email(英語):sf@btrax.com
世界有数の市場規模を誇る日本でのビジネス展開に向けて、貴重な学びの機会となりましたら幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。