デザイン会社 btrax > Freshtrax > ユーザー体験を重視して資金調達...
ユーザー体験を重視して資金調達に成功した最新プロダクト8選
様々なスタートアップがハードウェア市場に参入している。
ハードウェア開発は資金調達や開発面でハードルが高いと思われがちだが、現在はそうではない。クラウドファンディングを利用して開発前にユーザーから出資を募ることが可能である。さらに、3Dプリンタに代表される新しい工作機械や、高性能で安価なマイクロコンピュータの登場により、参入障壁が低くなっているのだ。
競争の激しい市場で勝つために必要なものが、ユーザー中心設計である。実際に商品を使用する人にどういった体験を提供するのかを開発の段階からよく考えて作られている製品が成功している。誰がどんなときに、この製品を使うのか。それを明確にすることで人に必要とされる製品を生み出すことができる。
製品を販売するクラウドファンディングのプロジェクトでは、出資者へのリターンとしてその製品を送ること多い。出資者がそのままその商品がほしい顧客の数と判断することができるため、どういった製品が必要とされているのかを知ることが可能である。
今回は、クラウドファンディングサービスを利用して出資者の獲得に成功した、最新テクノロジーを駆使した8つのプロダクトをご紹介。
1. iota Tracker : リアルタイムGPSトラッカー
2. Zipline : 医療品の配達ドローン
3. uArm Swift : パーソナルロボットアーム
また、アームの先端部分に様々なアタッチメントをつけることによって、機能を拡張することも可能である。例えば、ペンをつければ絵を描くこともできる。さらにLeap Motionのようなモーションセンサーデバイスと組み合わせれば、自分の腕の動きと同じ動きをロボットアームにさせることも可能である。
4. The Everlast Notebook : 永遠に使えるノート
Everlastノートブックは無駄な紙を使用しないノートである。ペンと紙を使用するがデジタル時代に合うようにデータをクラウドで保存することも考えて作られている。
「書く→スキャン→クラウドに保存→タオルで拭く」を繰り返すことによって、1冊のノートを使い続けられるというコンセプトとして掲げている。開発元のRoketbook社はこのほかにも、電子レンジでチンすると字が消えて、もう一度書くことができるRoketbook Waveも販売している。
5. Vinci : 世界初のAI搭載ヘッドフォン
Vinciは会話をしながら音楽をおすすめしてくれるヘッドホンである。ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスヘッドフォンでありながら、ボイスコントロール可能なAIが搭載されている。AIに話しかけることで音楽の再生ができる。さらに、AppleのSiriやAmazonのAlexaのように天気を確認したり、Uberをリクエストしたり、レストランを探すこともできる。iPhoneやAndroid端末などのスマートデバイスと同期することは必要なく、ヘッドフォンだけで動作する。
6. CINEMOOD Storyteller : 手のひらにのるプロジェクター
7. CZUR scanner : スマートスキャナー
8. Soundbrenner Pulse : バイブレーティングメトロノーム
まとめ
それぞれの製品のプロモーション動画を見ると、ユーザーがどういう体験を得ることができるのか、うまく表現していることに気づくだろう。
最新のハイテクプロダクトと言っても技術の側面だけを見ると、『最新』というよりはよく知られたものが多いように思う。ただし、その技術の適用領域や利用の仕方には様々な工夫がなされている。
そのほかの製品やサービスも、最新の技術、既存の技術、そしてサービス、ビジネスモデルをうまく組み合わせてユニークで価値のあるユーザー体験を作り出そうとしている。
https://blog.btrax.com/jp/innovompanies2016/
【イベント開催!】Beyond Borders: Japan Market Success for Global Companies
日本市場特有のビジネス慣習や顧客ニーズ、効果的なローカライゼーション戦略について、実際に日本進出を成功に導いたリーダーたちが、具体的な事例とノウハウを交えながら解説いたします。市場参入の準備から事業拡大まで、実践的なアドバイスと成功の鍵をお届けします。
■開催日時:
日本時間:2024年12月6日(金)9:00
米国時間:12月5日(木)16:00 PST / 19:00 EST
*このイベントはサンフランシスコで開催します。
■参加方法
- オンライン参加(こちらよりご登録いただけます。)
- 会場参加(限定席数) *サンフランシスコでの会場参加をご希望の方は下記までお申し込みまたはご連絡ください。(会場収容の関係上、ご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。)
- 対面申し込み:luma
- Email(英語):sf@btrax.com
世界有数の市場規模を誇る日本でのビジネス展開に向けて、貴重な学びの機会となりましたら幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。