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インターンブログ-働いて1週間で感じた日本とアメリカの違い
はじめまして。4月からbtrax (ビートラックス) でインターンとして働かせていただいている土屋尚史と申します。
前職では日本のWeb制作の会社でWebディレクターとして約3年ほど働いておりました。働きはじめてまだ1週間しか経っておりませんが、この1週間アメリカのWeb制作会社であるbtraxで働いて気付いた日本とアメリカの違いをまとめてみようと思います。
btraxで働くことになった経緯
多国籍軍btrax
まず、なぜbtraxでインターンをすることになったのか。実は昨年からシリコンバレーで働くということに非常に興味がありました。キッカケはある日参加したセミナーで聞いたDeNAの南場社長の言葉「日本とシリコンバレーではベンチャーの成り立ちがまるで違う。シリコンバレーではスタートアップを作るときに構成メンバーにインド人がいたり、中国人がいたりと純粋なアメリカ人だけで構成されているベンチャーはない。
だからそもそも考えるマーケットがグローバルだ。これから起業する人はメンバーを日本人だけで構成していてはダメ。人の構成がグローバル化のスピードに決定的な差を付けている。多国籍軍のパワーはすごい。多国籍軍をつくりなさい!」この話を聞きシリコンバレーで働くという事と日本人以外と働くという事にとても興味が湧いたのです。
そして、こちらの会社を調べるなかでアメリカ人、日本人、中国人が一緒に働く多国籍グローバルカンパニーbtraxを見つけ、ここだ!と思いインターンに応募しました。
今一番HOTな土地サンフランシスコ
btraxはサンフランシスコの会社です。シリコンバレーで働くんじゃないの?と友人からは聞かれるのですが、実はサンフランシスコは今とてもHOTな土地でTwitter、instagram、USTREAM、Zyngaなど、今勢いのある企業やスタートアップがサンフランシスコに集まっています。
そして日本からも昨年からDeNA、CyberAgent、GREEなどがサンフランシスコに拠点を構えてグローバル展開に力を入れています。そんなサンフランシスコでbtraxはもう10年以上もビジネスをしており、そんな会社でインターンができることは本当に幸せだと思っています。
日本の会社とアメリカの会社btraxを比べてみて
自由な働き方
インターンを始めてまず驚いたのが、週に1、2回しか会社に出勤しないスタッフがいるということです。会社に来ない日は家から遠隔で仕事をしているようですが、ほぼクラウド化しているので全然業務に支障はないらしいです。働く時間も19時にはオフィスにはほぼ誰もいません。
以前から聞いていたのですが、日本の制作会社ではあり得ないことなので都市伝説だと思っていましたが本当でした。更に今バケーションで2人ほど長期休暇で海外に行っているみたいですし、プライベートと仕事を両方共充実させるのが当たり前というのがこっちのカルチャーですね。
インターンでもどんどん仕事を任せる
btraxはスタッフとインターンの仕事の垣根があまりありません。どんどん仕事を任されます。現に私も入ってまだ1週間なのにいくつかの重要プロジェクトに関わり、普通のスタッフと同じように仕事を任されています。
ちなみに今、私が担当しているプロジェクトは日本のWebサービスをアメリカで紹介するイベントJapanNightのWeb企画・進行管理とソーシャルメディア担当とアメリカに進出しているある企業のローカライズや企画管理などを担当しています。こんな仕事を1週間で任せられるとは正直思ってもみませんでした。
btraxはインターンの教育には力を入れており、スタッフのほとんどがインターンから正スタッフになっているようです。日本ではまだまだ新卒採用が一般的で、学生側はインターンは夏休みの間の社会体験的なもので、企業側も採用するかどうかわからないインターンを本気で教育する所は少ないように感じます。
しかし、今日本の新卒採用システムが崩れかけているので、今後はbtraxのようなアメリカ式の採用方法を取る企業も増えるのではないでしょうか。
スタッフのモチベーション重視
社長のBrandonさんはモノゴトを決めるときにスタッフのモチベーションを重視すると言っています。例えば、金銭的には儲かる仕事であってもスタッフのモチベーションが上がらないような仕事だったら断る、設備もお金がかかるとしてもスタッフのテンションが上がるのであれば買うといった具合です。
その方が長期的視点で見たら良い結果を生むと言っていました。スタッフのクリエイティビティを最大限に発揮できる環境作りに力を入れるという信念素晴らしいですね。もちろん日本でもこういうマインドの会社はありますが、まだまだ少ないという印象です。今後、自分が独立したときに参考にしたいと思います。
仕事の価格設定
日本では(特に私がいた大阪では)仕事の見積もりを見たらとりあえず「まけろ(安くしろ)」という文化があります、しかも無条件で。アメリカでは「What you pay is What you get」という言葉があり、払った金額のモノしか手に入らないという意味で、価格を安くしたら当然クオリティが下がるということを消費者も理解しています。
当然良いモノには高い料金を支払います。日本は(特に大阪)見返りはそのままで価格を下げることを要求してくる傾向が強いように感じます。提供したモノに見合った料金をちゃんと払うという文化が育てば、もう少し景気も良くなるのではないでしょうか。
カリフォルニアの青空
アメリカに来て1週間経ちましたが、毎朝雲一つない青空が広がっています。そんな空を見ながら出勤すると朝の眠気も吹っ飛び、仕事のモチベーションが上がってきます。正直、天気がこんなに仕事のモチベーションに関わってくるとは日本にいるときは夢にも思いませんでした。サンフランシスコやシリコンバレーから世界を変えるサービスが生まれてくるのは、実はこのカリフォルニアの天気が一番影響しているのでは?と私は個人的に思います。笑
3ヶ月後の自分はどうなっているのか
個人的な目標は3つあります。
- 英語でのコミュニケーション能力を上げる
- 様々な人種がいるグローバルなチームの組織運営方法を学ぶ
- グローバルなビジネスの成功法、押さえどころを学ぶことです。
今関わっているプロジェクトを通して可能な限りグローバルなビジネスの方法を吸収して日本に帰りたいと思います。いや、そのままカリフォルニアにいたくなっちゃうかも。
まだ、働いて1週間ですが新しい発見の毎日でとてもあっという間でしたが濃い一日を過ごしています。インターンは3ヶ月間の予定なのでまた機会があれば他のトピックでもブログを書きたいと思います。
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