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  • Jul 28, 2015

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デザイン思考入門 Part 3 – Define 問題定義

■デザイン思考 – 5つのプロセス

デザイン思考とは、デザイン的考え方をビジネス・生活に役立てるメソッドで、IBM等の大企業から、一部のスタートアップ企業まで幅広く使われ始めている。下図は、Stanford大学のDスクールが提唱する、5つのプロセスであり、今回の記事では2つ目のステップである「Define(問題定義)」を説明する。

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今回の記事はbtrax主催オンラインセミナー「デザイン思考入門」Part3にて話した内容を要約しました。過去の記事については下記をご覧ください。

関連記事:

 

次回は8月27日11amより「デザイン思考入門」Part4ではデザイン思考のプロセスの3つ目である「IDEATE(問題定義)」に注目して、その詳細と方法を考察します。

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Define(問題定義)

デザイン思考の最初のプロセスであるDefine(問題定義)では、どのようなニーズがあるのかといった事を選定するプロセスで、解決するニーズをクリアにするというのが目標だ。

  • Target Users
  • User Needs
  • Market Condition
  • The Future

選定するのはニーズだけではなく、ターゲットユーザーや市場がどのような状態になっているかも選定する。btraxでは4つ目として、未来にどういった変化が起こるかを選定するという項目も追加している。

■The Future

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Paul Graham’s quotation:
“Live in the future, and build what is missing.”

写真はPaul Grahamで、Y Combinatorというシリコンバレーで有名なスタートアップアクセラレーターの創業者だ。これは彼が成功の秘訣として語った一言で、「未来を想定して生き、その中で足り無いと思うものを作りなさい」という意味だ。新しくイノベーション生み出したりプロダクトを作る際には、まるで自分が未来に行ったかのような考え方をして、そこで今の世の中では足り無いと思うようなものを作れば、自分が想像する未来にとって必要なプロダクトができる、という考え方である。

実際btrax本社のオフィスがあるサンフランシスコは未来を生きているタイプの街であると言える。Uber等の多くのスタートアップやtech系のサービスが、世界に先立ってリリースされ、実験的に運用された後に世界に向けてリリースされている。

サンフランシスコにはアーリーアダプターや今までに無かったものを使いたい人が多く、このような実験的サービスはユーザーのニーズと合致している。そのように街としての魅力が高いため、世界中から多くの企業が来て、実験的プロダクトを開発している。btraxでもクライアントのプロジェクトとしてプロダクトを作り、ユーザーの反応を観察するといった事を行っている。

■ニーズの想定

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ユーザーとそのニーズを想定する時に、デザイン思考ではこのような図解がなされる。

左: ユーザーがどういう人達なのかをできるだけ具体的に書く
中: ユーザー達のニーズを書く
右: それに基づいて、実は気づかなかったような視点から考察を書く

これを元に、ニーズを選定していく。

■Define: Target Users

Target Userを決める時はできるだけ具体的に選ぶのがポイントで、例えば「日本に来る旅行客」という定義は具体性が足りない。仮に、「日本に初めて来る海外の旅行客。1週間前後の滞在期間。滞在先は東京と京都。主な移動手段は電車で、日本語はほとんど話せ無い。」といった所まで具体的にユーザー選定ができれば、ニーズを掘り起こしやすくすることができる。例えばこの例では「日本語はほどんど話せ無い」「1週間前後日本に滞在したい」といったニーズが考えられる。

■Define: Needs: 解決策を決めつけない

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#今まで普通にやっていたところがデザイン思考では大きく覆るというところ。
デザイン思考が今までの考え方と大きく異なる点として、「解決策を決めつけ無い」という点がある。

上の画像では、小さな女の子が本を重ねた上に乗り、棚の上の本を取ろうとしている。
これを見てニーズは何かと考えた場合に、通常は「背が小さいので本を取るのが困難だ」となるだろう。もしくは、極端に「はしごがない」「上の本を取る道具が無い」という例をニーズとする可能性もある。これらが、解決策を盲目的に決めつけている例だ。

注目する点を「大人が読むような本を小さな女の子が読もうとしている」という所まで戻すと、「この子は大人が読む本を読みたいのだろうか」「親とコミュニーケションを取るきっかけにしたいのか」と考えられる。すると解決策はむしろ、「小さな子でも大人の本が読めるようなアプリを作る」といったものになるだろう。潜在的な部分を押さえることによって、解決策を、目先のところではなく、根底にあるところに対しての解決策を掘り起こせれば、ユーザーにとって最も正しいソリューションを作ることができる。

■Define: Market Condition & Future

先に挙げた4つのDefineの中でMarket ConditionとFutureも重要なポイントで、現在の市場に対してのプロダクト・サービスを考える時に、現在の事だけを考えていると、今は良くても将来的にユーザーに使ってもらえなくなる可能性もあるので、未来をdefineすることは重要だ。

Predicting Consumer behavior in 2020

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btraxのリサーチの1つとして存在する資料の一部を抜粋した。これは消費者の動向、2020年に世界的にどういう市場になっていて、消費者はどういう世界に住んでいてどういうニーズがあるのかがまとめられている。
上図にあるように、この資料では2020年の消費者は4つの性質があるだろうと予測されている。それぞれに対してどのような特徴があってどのようなニーズを感じているかと、未来的な側面からニーズの選定をする。

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4つの特徴の1つとして、ユーザー中心で社会が発展するだろうというものがある。これに関して、どのようなタイムラインで物事が進むかをリサーチしてまとめたものが上図だ。2013~2020年にどのような変化が市場に訪れて消費者に影響を与え、消費者の感覚が変わっていくかというものだが、このように未来をdefineすることによって、より具体的なソリューションを考え付くことができる。

今回は、デザイン思考の2つ目のプロセスについて紹介した。次回は、次のプロセスである”Ideate”について説明していく。これは、アイディアをどうやって出して選定していくかという、デザイン思考における一番コアの部分だ。

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イノベーションの本場サンフランシスコに本社を置くクリエティブ・エージェンシーbtraxは、デザインをメインにしたコーワーキングスペース、D.Hausを運営しています。

D.Hausはデザイン的視点から日本企業と地元のスタートアップがコラボレーションを行うことを目的に、2015年10月1日よりサンフランシスコに開設されているオフィススペースです。単なる作業スペースだけではなく、最新情報の提供やメンターシップ、イベントを通じ、ヒトと技術をデザインで繋ぐ事により、イノベーション創出の為のプラットフォームを実現します。

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