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海外のブランドコラボ事例6選 〜1+1が無限大の可能性に〜
これまで多くの企業がパートナーシップや、コラボレーションを期間限定、または短期的に締結しお互いの企業やサービスの強みを生かしつつ、協同で1つのプロダクトを開発することで消費者を魅了する商品を発信してきていると言えます。
例えば、50年近く提携していたSHELLとLEGOや海外セレブとDisneyなどもその1つの例です。また日本国内でも最近だと、任天堂とDeNAが資本業務提携を締結したことが記憶に新しいですね。
ここサンフランシスコの最新のブームとしては、テクノロジー企業がブランドメーカーとパートナーシップを結ぶこと、または、異なった分野で活躍するテクノロジー系企業同士がパートナーシップを結ぶことです。それでは、今回はその中でも特に目立ったものやユニークなものを中心にご紹介したいと思います。
- Kate Spade × New Balance
- Peanuts × Metlife
- BMW i8 x Louis Vuitton
- Misfit × Swarovski
- Spotify × Uber
- VentureBeat × btrax
- Snapchat × Square
- Google × Luxottica
1. コラボレーションスニーカー : Kate Spade × New Balance
一言コラボ商品説明: 有名ブランドと機能性抜群な靴が1つに
シンプルで使いやすいこと、また美しいシルエットやストロー、ツイードといった独特の素材を生かしていることが特徴であるKate Spade。
一方で、「この世で最も足を知っているスニーカー」と形容される程のNew Balance。この2つがコラボし、スニーカーとスタイリッシュが1つになった靴が誕生しました。
全部で5種類あり、Kate Spade Saturdayならではのカラーリングやグラフィックの可愛さに加え、New Balanceの靴自体のクオリティも楽しめ、女性には、買わずにはいられない商品となっています。
既にオンラインでの購入は、完売のため終了しており、店舗でもデザインによっては品切れのものもある状態になっています。
2. Peanuts × Metlife
世界一有名なビーグル犬とその仲間が保険会社とコラボ
世界一有名なビーグル犬、Snoopyとその仲間がアメリカで最大の生命保険会社、Metlifeとコラボしているのは1985年以来のことです。MetlifeがPeanutsのキャラクターを採用することによって、信頼性、安全性、優しさというブランドの特徴を表しています。メットライフによると、経済、政治、人口の違いがあるにも関わらず、キャラクターを通じて様々な市場や文化にブランドの特徴が伝わっていると言われています。
当時のCEOであったジョン・グリードンによって発案され、metlifeの顧客でもあったPeanutsの作者、シュルツも快諾しました。MetlifeのウェブサイトもPeanutsのキャラクターがたくさん使用され、訪れるだけでも楽しむことができます。1人でも多くの人に笑顔でいて欲しいと願うMetlifeは飛行船を使ったプロモーションもしています。
飛行船に描かれるスヌーピーの絵をスヌーピー展にて投票してもらい、実際に飛行船を飛ばすことや、スヌーピーの飛行船が描かれているメッセージカードを無料配信するなど、両社の相乗効果が高いコラボになっています。
3. Luggage Set : BMW i8 x Louis Vuitton
ハイブリッドカーと有名ブランドによる軽量化された新感覚のコラボ
BMWはドイツ生まれの自動車メーカーです。白と青に分かれたプロペラのマークのロゴが象徴的で自動車、自動二輪車、またエンジンなどを作っています。Louis Vuittonはトランクやスーツケースなどのビジネスや旅行用の鞄が主な製品として始まったフランス発のブランドです。
BMW i8はBMWグループのプラグインハイブリッドカーの第1号であり、スポーツカーの最も進化した形を表しています。車両重量を重視しており、カーボンファイバー製モノコックボディを使用していることで、1490kgを切る軽量化が図られています。
Louis VuittonはBMW i8専用にカーボンファイバー素材の鞄を製作しました。カーボンファイバーの素材を使うことはLouis Vuittonにとっても新たな素材への挑戦になりました。
4. Swarovski Shine Collection : Misfit × Swarovski
体調管理をしてくれるアクセサリー
Misfit Wearablesはセンサー技術を役立てる装着可能な製品を設計、生産するハードウェアメーカーです。Misfitの名前で知られており、活動量や睡眠モニターを測るセンサーを搭載したアクセサリー型トラッキングデバイスが多く作られています。防水のものや充電がいらないものまであり、腕時計やネックレス、また洋服に付けるバッジなどとしても着用されています。
そんなMisfitが、今年、2015年1月にクリスタルガラスで有名なSwarovskiのSwarovski Shine Collectionとコラボし、よりジュエリーらしさが強いものが制作されました。1つ着けるだけで活動量も測ってくれ、ジュエリーにもなるというまさに一石二鳥な商品となっています。
通常のMisfitと同様に歩数、消費カロリー、移動距離、睡眠の質や長さを測るだけでなく、スマートフォンにデータをワイヤレスで同期することもできます。色は透明と紫の2色があり、紫のシャインはソーラー電池が組み込まれており、1度太陽に当ててチャージすると、最大6ヶ月もつという高機能な仕上がりになっています。
透明のシャインの方は電池が使用されていますが、こちらも6ヶ月もつようになっており、環境に優しいデザインになっています。
5. In-car Music : Spotify × Uber
Uberに乗りながら自分の好きな曲を楽しめるサービス
アメリカで使われる配車アプリと言えば、Uber。自分が居る場所の近くにいるUberの運転手を探すことができ、行き先までの金額も検索した時点で表示されます。一方、Spotifyは音楽のストリーミング配信サービスを行っており、2000万人を超えるユーザーをもつ世界最大手の会社です。
この2つの会社がコラボしたことによって、Uberに乗りながら自分の好きな曲を聴くことができます。設定の仕方は簡単で、Spotifyのカタログから好きな曲を選ぶか、乗車前に好きな曲をセットしておくだけです。シーンとなりがちなタクシーの乗車も音楽がかかることによって楽しいものに変わるかもしれませんね。
6. Snapcash : Snapchat × Square
友達と写真共有・チャットしながらお金が払えるアプリ
Snapchatは写真や動画を個人かグループに送ることができ、1秒から10秒の間で閲覧することができるスマートフォン向けの写真共有アプリケーションです。
Square, Inc.はサンフランシスコに本社を構えるモバイル決済企業です。この両社がコラボを果たし、Square’s Snapcashができました。Squareでデビットカードを入力した後、Snapchatでお金を渡したい友達にその金額を$10のように$を付けて送り緑のボタンを押すだけで完了です。
$を付けることによって、Snapchatがお金を払いたいと認識し、黄色いボタンが自動的に緑色になります。セキュリティに関してはSquareの今までの経験のもと、しっかりと保護されています。アメリカでデビットカードを持っている18歳以上を対象に展開されています。今のところ、VisaとMastercardしか利用できませんが、将来的には更に増やしていく予定とのことです。
【イベント開催!】Beyond Borders: Japan Market Success for Global Companies
日本市場特有のビジネス慣習や顧客ニーズ、効果的なローカライゼーション戦略について、実際に日本進出を成功に導いたリーダーたちが、具体的な事例とノウハウを交えながら解説いたします。市場参入の準備から事業拡大まで、実践的なアドバイスと成功の鍵をお届けします。
■開催日時:
日本時間:2024年12月6日(金)9:00
米国時間:12月5日(木)16:00 PST / 19:00 EST
*このイベントはサンフランシスコで開催します。
■参加方法
- オンライン参加(こちらよりご登録いただけます。)
- 会場参加(限定席数) *サンフランシスコでの会場参加をご希望の方は下記までお申し込みまたはご連絡ください。(会場収容の関係上、ご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。)
- 対面申し込み:luma
- Email(英語):sf@btrax.com
世界有数の市場規模を誇る日本でのビジネス展開に向けて、貴重な学びの機会となりましたら幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。