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テクノロジー: アメリカで急伸するモバイルコマースの実態
常にめまぐるしく変化するインターネットテクノロジーだが、恐らく向こう5年間程でモバイル端末に対応したEコマースサイトが大きく躍進すると考えらる。ここ数年で毎年二桁成長を見せるEC市場であるが、2017年には市場全体の25%がモバイル端末からの購入によるものになるとの予想される。実に全体で250億ドル程であった2012年度のB2Cモバイルコマース市場は、2013年度には約350億ドルまで拡大する見込み。(eMarketer調べ)
アメリカでは実にネットで買い物をするユーザーの半数以上がモバイル端末からの購入を行っており、2017年までにこの数字は2/3以上に拡大すると考えられている。ユーザーのモバイル端末所有率が上がるにつれ、これからはアプリやWebサイトへのアクセスに加え、オンラインストアもモバイル対応が必要とされる時代になる事は間違いない。それではモバイルコマースをと取り巻く詳しい状況を見てみよう。
現在、2014年のトップモバイルリテールサイト500中358ものサイトがアメリカで運営され、モバイルコマースにおいて83%を占めている。1位を獲得したサイトはAppleであり、次いでAmazonがきている。 Appleは2013年にモバイルセールスを25%のばしている。世界規模でアメリカのモバイルコマースは大きな割合を占めているであろう。
アメリカの消費者の実に約30%が実店舗で商品を確認しながらも、同時にスマホで商品を購入した経験がある。そのユーザーの行動詳細をみてみると、約10人に6人が実際に店にいながら同じ店のウェブサイトをみており、その他の消費者は他の会社のウェブサイトをみながらその店にいるようだ。
これらの消費者に共通していえる事は、両者とも商品の価格を確認しているという事だ。店舗に実際にいる消費者はディスカウントがオンラインであるかどうかを確認し、他の店と比較する消費者はそちらの方が安いか確認している。価格も重要であるが、その商品の在庫があるかオンラインでチェックする消費者も多いようである。
さらに興味深い事に、51%の消費者が店舗内でスマホ経由での商品情報を確認中にその商品のカスタマーレビューをチェックしており、64%がソーシャルネットワークを利用しつつショールーミングを行っているのだ。
2013年上半期において消費者がよく購入しているものは上から順に
となっている。中でも、ビデオゲーム、コンソールそしてアクセサリーは23.7%を占めており、モバイルコマースにおいて最も高い数値を示している。これらの数値を見てみると、消費電子製品以外はすべてタブレットに比べて、スマホでの購入の割合のほうが高くなっている。
筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.
Photo by KayVee.INC
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