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  • Sep 29, 2017

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自動運転技術を支えるAIスタートアップ 3選

現在、自動車メーカーは難しい局面に直面している。これまでの車の概念が変わり始めているからだ。車そのものの機能を高めていた時代から、「車を使って何ができるのか」が求められる時代になってきている。そして、その答えの1つが自動運転である。

AIの進化にともなって、自動運転技術の開発は急速に進んでいる。自動運転技術の開発には車本体のハードの部分と、AIで操作するためのソフトの部分が必要であり、ハードの技術もさることながら、ソフトのクオリティーが大事なのは言うまでもない。そのため、自動運転技術の開発には従来の自動車メーカーだけでなく、GoogleやUberをはじめとした多くのテック企業も参加している。

関連記事:Tesla, Uber, Googleから学ぶ自動運転車の現状と未来

しかし、歴史ある自動車メーカーは、車を造る技術はあっても自動運転に使えるデータがなかったり、それを活かすためのソフトウェアの部分の技術が足りていなかったりする。そんな彼らを支えているのが、AI系のスタートアップ企業である。今回は、自動車業界の未来を支えるサンフランシスコ・シリコンバレーのスタートアップ企業を3社紹介したい。

1. Drive.ai

Drive.aiはシリコンバレーに籍を置くスタートアップ企業である。2015年にスタンフォード大学で人工知能を研究していた仲間たちが集まって始めたという、典型的なスタートアップ企業だ。彼らは、既存の車、特にコストの面から商業用の車を対象に、レベル4の自動運転を実現する装置の開発に力を入れている。多くの自動運転用のAIは限られた領域のディープラーニングしか行わない。一方で、Drive.aiはできるだけ多くの側面からAIにディープラーニングを行わせることで、結果的に効率的な機械学習につながり、車以外にも応用できるかもしれない凡庸性の高いソフトウェアが作れると期待している。

彼らは今年の6月に、5000万ドルの資金調達に成功した。さらについ先日、Lyftとライドシェアについてパートナーシップを結んだと発表。Uberと並んでシェアリング・カー市場を争うLyftは、Drive.aiの技術を使ってレベル3相当の自動運転技術をサンフランシスコでテストしようと計画している。法律によりドライバーは乗車することになるが、レベル3ということになれば、人ではなく車が主体で運転することになる。計画の詳細はまだ明かされてないが、「すぐに」始まるとだけ伝えられている。

2. Cruise Automation

Cruise Automationは2013年に作られたサンフランシスコに籍を置くスタートアップ企業である。共同創設者の1人、カイル・ヴォグトは“Creative Genious(クリエイティブな天才)”と称される凄腕のエンジニアである。ヴォグトはCruise Automationを立ち上げる前に設立した別のスタートアップ企業をAmazonに9.7億ドルで売却しており、昨年のフォーチュン誌が選ぶ40歳以下の最も影響力のあるビジネスリーダーのランキングで7位にも選ばれた。

この会社は昨年、自動車業界のBig3であるGeneral Mortors (GM)が10億ドルで買収したと報じられたことで一躍有名になった。彼らが2013年に会社を立ち上げた時は、周りの人は「自動運転なんて、スタートアップにはお金も時間もかかりすぎるし、夢のような話だ」と言っていたという。そこでまず彼らは、1万ドルで部分的な自動運転をどの車にも備え付けられる装置を考え出した。しかし、装備のために一台一台車をカスタマイズすることにコストがかかってしまうことが問題化。その頃、世間の自動運転への注目が急速に高まってきたこともあり、彼らは完全自動運転を実現させるソフトウェアを作ることにスイッチしたのだ。

さらに今月、彼らはソフトウェアや規制環境さえ許せば、自動運転に必要な機能を備えた車の大量生産の準備ができていると発表した。これは、世界で初めての量産型の自動運転車が実現するということである。また、同社の社員向けに実験的なライドシェアリング・サービスもサンフランシスコで行うという。

3. Nauto

Nautoは2015年にできたシリコンバレーにあるスタートアップ企業で、ドライバーが安全運転できるようにサポートするための、車載カメラ型デバイスを発売している。ドライバー自身と前方の映像を記録するセイフティ・カメラが、ドライバーの行動や目の動きなどの膨大なデータを一般のドライバーから日々集めている。これにより、運転時に人がどのような状況で、どういった判断をしているのかを分析して、機械に学習させることができるのだ。

ソフトバンクの孫正義会長もNautoの持つデータの価値に興味を示していて、ソフトバンクをはじめ、GM、トヨタ、BMWの関連企業も出資し、Nautoは前回の資金調達ラウンドで1億5900万ドルを獲得した。AIに人間と同じ判断基準を持たせようとしている点と、デバイスの設置が比較的簡単で安くすむ点がライバル企業に比べて特徴的である。

自動車業界の未来

AIの進化にともなう自動運転技術の発達により、自動車業界が大きく変わり始めている。法律の関係で実際に市販されるのは遅れるかもしれないが、完全自動運転を行う車が誕生するのは、もう数年後の話である。大手自動車メーカーたちはこの波を乗り越えるために、自動運転の領域で、革新的な技術を生み出すスタートアップたちと手を組んでいる。大手メーカーの成功は、どのスタートアップと組むかにかかっていると言っても過言ではないかもしれない。

参照:
“Drive.ai raises $50M for retrofit kits to bring self-driving to existing fleets”
“LYFT IS LAUNCHING A FLEET OF SELF-DRIVING CARS IN SAN FRANCISCO”
“Nauto raises $159M to fuel expansion of its autonomous driving data platform”

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