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    Yu Namie

    Yu is passionate about how innovation and global business affect the international society. Graduated from MA international studies at the University of San Francisco.

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  • Jun 11, 2017

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“固定概念をぶっ壊す” グローバルなサービスを考案する際に必要なこと

日本国内向けのサービスはどんなに頑張ったところで、自ずとその世界人口で2%のシェアしか獲得する事が出来ない。例え日本国内の人々全員に使ってもらったところで世界の2%しかカバー出来ない。

今後日本国内の人口が減少することが予想される中、国内向けだけのビジネスを展開するのはあまりにも危険すぎる。では、グローバルなサービスを展開する際、成功のためにはどんなことを気をつけるべきなのだろうか?

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世界最高の性能を搭載すること、ターゲット層にできるだけ大きなインパクトを与えること、より多くの言語に対応させること、というように様々な意見はあるだろうが、今回筆者は「固定概念をぶっ壊すこと(固定概念の打破)」をお勧めしたい。そして、その方法としてbtraxイノベーション創出プログラムにて実践するオススメぶっ壊し法を5つ紹介する。

グローバルなサービスとは?

まず、ここでいうグローバルなサービスとは、2つ以上の国や地域をまたがって展開するサービスを指すこととする。FacebookやYouTubeのような世界中にユーザーをかかえるインターネット上のサービスから、セブン・イレブンやマクドナルドのような物理的に存在するサービスもあるだろう。

前者は世界中の人々に受ける新しいアイデアが実現した例だし、後者はその地域や国のニーズや文化に合わせてサービス内容を変えることで受け入れられた例だ。いずれにしろ、グローバルなサービスを展開するには、異なるバックグラウンドや価値観を持つ人々に受けいれてもらう必要がある。

なぜなら、世界は“自分とは異なること”だらけだからである。異なる環境、宗教、教育、文化、食事で生まれ育ってきた人が皆ユーザーになり得るのがグローバルサービスである。当たり前だが、一定の価値観にしか適応しないサービスはその一定の価値観を持つ人たちにしか受け入れられない。つまり、それらの違いを理解して対応する柔軟性が必要なのだ。

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固定概念を打破する必要性

では柔軟性とは、なんだろうか。柔軟性とは、既存の固定概念にとらわれず、多様な考えを受け入れるマインドセットのことである。日本人は、移民制度を持たない島国であることから、多様な文化に触れる機会が少ない。また”自分と異なること”に出くわした際、それらに優劣をつけて考えてしまいがちではないだろうか。しかし、そうではなく、そのような自分との違いをまるごと「そうなんだ」と理解し受け入れることが柔軟性を持つという意味である。

この柔軟性を養うために必要なのが、固定概念の打破である。自分には柔軟性があるし、多様性はもちろん受け入れている!と思う人は多いはずだ。筆者もその一人だった。しかし、そういう時こそ要注意。固定概念とは思った以上にしぶとく私たちについて回っている。そのため、固定概念にとらわれない考え方を持つには、常に自分自身を疑ってかかるように心がけることが大切になってくる。以下で、btraxが実践する「固定概念ぶっ壊し」のためにオススメの実践方法を5つ紹介する。

“固定概念ぶっ壊し”オススメ実践法5選

1. 自分のこれまでの常識に対して「ほんとうにそうなの?」と自問自答してみる

あなたに「正しい」「こうあるべき」と信じて疑ったことがなかった事柄があるとしたら、それが本当にそうなのか考え直してみることは固定概念を取り払う第一歩だ。例えば、子どもがある程度大きくなるまではお母さんがいつも一緒にいてあげるべき、誰かに預けて出かけるなんていうのは責任感がない、という子育てに対する「こうあるべき」。世界を見渡してみれば、ベビーシッターを雇って両親だけで出かけたり、赤ちゃんは生まれた日から別々の部屋で寝かせたりするのが当たり前という地域もある。

また「彼女や奥さんがいるのに、他の女性とデートに行くのは正しい行いではない」と考える人は多いだろう。しかし、まだまだメジャーではないものの、複数人と恋愛関係を持つことを良しとするポリアモリーという信条を持つ人もいる。では、もう一度考えてみてほしい。

あなたがこれまで信じてきた「こうあるべき」は、必ずしも正答であると断言できるだろうか?
このプロセスは、これまでの自分の価値観を見つめ直すだけでなく、共感し難いと感じるほど自分とは異なるの価値観までも理解するきっかけになるだろう。

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2. 「なぜ?」を繰り返し自分に問いかける

違う文化に出会ったとき、あなたは困惑するかもしれない。東南アジアの国で喉が渇いてgreen tea(緑茶)を購入すると、たいてい甘いものばかり。甘い緑茶なんて緑茶じゃない!と怒りがこみ上げてくるかもしれない。でも立ち止まって考えてみてほしい、「なぜここには甘い緑茶しかないのだろう?」と。文化や気候など、なにか理由があるはずだ。些細なひっかかりに対して疑問を持って掘り下げてみると、新たに違う文化や価値観を理解する機会になる。

3. 違う視点を体験してみる

「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、体験は最高の先生だ。知っていてもやってみるまでわからないことはたくさん存在する。例えば、納豆をグローバルに流行らせる方法を考えてみるとする。しかし、納豆を苦手とする外国人は多い。彼らにとって納豆は、ネバネバしていて臭いも強く、付属のタレにもあまり馴染みがないのだ。良いアイデアを得るためには、彼らの立場を理解することが必要になってくる。そこで、自分自身が文化的に馴染みのない食べ物を食べて経験してみるのも一つの手である。

納豆の対照として、昆虫食をあげてみよう。昆虫食はアフリカやアジア、南米などでは栄養価の高い食事として一般的だが、普段馴染みのない私たちにとって実践するには勇気がいるかもしれない。でも、その体験こそが違う文化を持つ人の視点を理解することにつながる。「昆虫食なんてそのままじゃ無理だけど、ソースをかけたら食べられるかも」なんて気づいたらそれは大きな一歩だ。納豆が外国人に受けてもらえるためのアイデアがそこから生まれるのではないだろうか。何も、日本人と同じように食べてもらうことだけが方法ではないのである。

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4. あえて逆の発想をしてみる

普段当たり前のように感じていることを、あえて逆に発想してみると、案外早いスピードで新たな発見をすることができたりする。例えば、バーやクラブはお酒を飲む場所だが大抵行くのは夜遅い時間。じゃあ、朝に行くのはどうか考えてみよう。この逆転の発想から誕生したものとして、仕事前にシラフでクラブで踊るイベントがアメリカを中心とした世界の都市で行われている。

では、もう一つ考えてみよう。バスや電車が夜遅くまで時間通りに来てくれたらとても便利だが、もし最終電車が夜7時で終わってしまったら?それは、単に不便になるだけだろうか?ポジティブな側面をあえて探してみると、今まで電車へのアクセスできる時間が長いほど良いと思っていたことが、本当はマイナスの側面を持っていたことにも気づくかもしれない。

例えば、サービス業に従事する人たちが必然的に遅くまで働く必要が出たり、交通手段があるがために長時間の残業が可能になってしまう。また、このような逆の発想をすることで、公共交通が自分の住む町ほど発展していないところに行ったときにも、その場所の価値観や文化を別の視点で見られるだろう。

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5. できるかぎり幅広い友人関係を持つ(幅広い人と話してみるだけでも可)

これは意識しないとなかなか難しいところだが、異なる国や地域の出身者、できるだけ多くの職業や年齢の人、興味の対象が異なる人と友人になってみることもお勧めしたい。特に効果的なのが、絶対自分には関係無いと思っているような世界に身を置いている人たち。

深い友人関係までとは行かずとも、普段とは違うコミュニティにあえて顔を出して話してみるのも良い。いつも同じ仲間うち同士では、どうしても別の価値観に触れる機会は限られてしまう。積極的に知らない世界に住む人と知り合って、新しい考え方と出会うことは、自分の固定概念を壊す機会を圧倒的に増やすのだ。

例えば、インド出身の友達を作って一緒に時間を過ごしたら、今まで思っていたのとは違うインドの側面をひょんなことから垣間見られるかもしれないし、今までのインドのイメージは思い込みだったと知ることになるかもしれない。もしあなたが、金融業界で働いているのなら医師や芸術家など、全く違う業界で働く友人を作ってみてはどうだろうか?きっと彼らは新しい気づきを与えてくれるはずだ。

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まとめ

固定概念は自分のこれまでの生活、環境に大きく根ざしていて、それを取り払うのは思っている以上に容易ではない。しかし、世界の人々に使ってもらうグローバルサービスを考案するにあたって、彼らの文化や考え方をしっかり理解する柔軟性は必須条件だ。ぜひ、この5つの方法を試して、自身に潜む固定概念を打破し、より多くの価値観を理解する手助けにしていただきたい。

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イノベーション創出サービスを提供するbtraxでは、イノベーションの最先端を行く本場サンフランシスコ・シリコンバレーにて、デザイン思考や、ユーザー中心デザインなど、新プロダクト・サービス発案のメソッドを通じ新規事業の創出サポートを提供しています。このプログラムはイノベーションを生み出すための人材開発にも貢献します。

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