freshtrax

ビートラックスがサンフランシスコから最新情報を配信中

  • Yu Namie

    Yu Namie

    Yu is passionate about how innovative idea affects the global society. Graduated from MA international studies at the University of San Francisco.

  • → 記事一覧

    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • follow us in feedly
  • Apr 10, 2017

_5

アメリカ市場への進出に必要な“グローバルマーケティング視点”とは【btrax voice #5 Ayaka Matsui】

btrax社員の生の声をお届けする「btrax voice」シリーズ。

今回インタビューしたのは、弊社のサービスであるグローバル・デザイン・コンサルティングのディレクターとして海外進出する企業のマーケティングコンサルティング部門に携わるAyakaさん。日本、中国、アメリカとグローバルなキャリアを積んできた彼女にサンフランシスコでのマーケティングサービスの可能性について伺いました。

Who is Ayaka?
111Ayaka Matsui

役職:Director of Global Design Consulting
所属:btrax, Inc.
東京育ち、アメリカのオハイオ州で高校を卒業した後ボストン大学にて国際関係学・ビジネスマネージメント学科専攻。在学中にスイスとイギリスでの留学を経て、卒業後は上海のシンクタンクにてリサーチャーとして就職。外交官を目指すが、国と異文化の境界を越えるビジネス海外展開に興味を持ち始め、楽天株式会社でイーコマースのコンサルタントに従事。

その後サンフランシスコに渡り、現職に就く。現在は、グローバルマーケティングにおけるコンサルテーションを提供。

-まず、btraxではどんな仕事をされていますか?

グローバル・デザイン・コンサルティングという部門でディレクターをしています。簡単に説明するとグローバル展開をしたい企業のマーケティングを請け負う部門ですが、クライアントが提案するブランドバリューが新しいマーケットに認知され、サービスや商品が浸透できるような仕組みを作る仕事です。

すでに確立されたマーケットに新たなプレーヤーとして入ることになるので、現地のユーザーに響くようブランドの差別化を図り、ロイヤルなファンをつくっていくことが非常に重要になります。そのため、私たちは、現地のユーザーがより理解しやすい表現を用いて、価値を最大限に伝えるサポートに注力しています。また、現地でのリサーチを通してクライアントのマーケット参入機会を発掘します。このスイートスポットにおいて、企業価値を生み出す鍵となるものを現地ユーザーに明確に伝え、彼らとの信頼関係を築いていくのがこの仕事です。

-もともとは国際関係学を学んでいたようですが、btraxで現職に就いた経緯について教えて下さい

実は小学生の頃から外交官になるのが夢でした。しかし、2012年に私が上海のシンクタンクで対外政策のリサーチャーとして勤務していた際、尖閣諸島の問題を現地で目の当たりにして考えが改まりました。

反日デモが頻繁にあって、日系の工場が放火され、コンビニの棚から日本製の商品が次々と消えていき、日系企業が店を閉めざるを得ない状況に陥った光景を目にしました。そして、自分が日本人であることを軽率に明かすこと危機を感じたので、現地人やアメリカ系のふりをしていたのです。この稀有な体験を通して、もしかしたら政府機関よりも民間団体・企業の方が一般国民の心を動かして、他国に対する理解を深めることができるのではないかと考え始めました。

なぜ紛争が起こるかというと、他国に対する理解の欠如が一つの原因にあります。様々な面で日本をよく知ってもらうことは、日本の存在価値をより世界の人に理解してもらうことに繋がります。だからこそ、国境を超えて人と人をつなげるマーケティングを実現するために、btraxに入社しました。

スクリーンショット 2017-04-07 17.42.49

-日本企業のアメリカ進出におけるマーケティングをどのように見ていますか?

日本の技術は世界でもトップレベルと言っても過言ではないのに、マーケティングという点で自己アピールが足りておらず、惜しいと感じることがよくあります。一般的に日本人には謙譲の美徳があって、万事控えめがよく、自分から売り込んだりすると批判の目が向けられたりもしますが、グローバルマーケティングの観点から見ると、日本のブランドはPRへの力の入れ方も金銭的な投資も他国に比べて少ないのが現状です。

アメリカ人と日本人の感覚は根本的に違います。日本で成功しているからといって、同じやり方で進もうとしてもうまくいくはずがありません。そこで、アメリカのユーザーたちのマインドセットに合った、心底共感してもらえるようなブランド・メッセージをつくり、ブランド価値を共有すること、うわべだけではない、オーセンティック(正真正銘)な関係を築くことがアメリカ市場への進出における成功の鍵だと思います。

関連記事:2017年からはユーザー体験こそがマーケティング戦略の主流になる ~UX for Marketing~

-これまでの経験は現職にどう生かされていると思いますか? 

日本からアメリカへのマーケットインという案件が多いという現状から見ると、これまでの人生で、アメリカ中西部・東部・西部の各エリアにネットワークがあることは大きな強みだと思います。アメリカは広いので、地域によって全く違った慣習や考え方が存在しますからね。

また上海でのシンクタンクでは、世の中にありふれた情報をどう筋立てて使えるものにするべきか、噛み砕いて使えるBusiness Intelligence BI にしていくことを実践しました。楽天でマーケティングコンサルティングとしては、百数社という日本ファッション関連企業を相手にしてきました。そこで得たスキルや日本企業文化に対する理解はbtraxでも生きています。

-具体的に、どのような手法で企業のグローバル展開を支援されているのですか?

現地のマーケット調査やユーザーインタビューを通しての情報、マーケティング戦略の提供、そしてUXを大切にしたウェブサイトのデザイン作成などに携わっています。サンフランシスコにオフィスがあるため、現地ユーザーとクライアント様が実際に交流できる機会を作ることもあります。例えば、先日サンフランシスコを訪れた日本のアパレルメーカーの方とともに、btraxのコワーキングスペースを会場にSocks Nightというイベントを開催したり、地元のランニングイベントに参加することでユーザーテストを行いました。

ユーザーを中心としたサービスや体験をデザインすることは、私たちの基本です。一方通行に、魅力をPRしたってだれもこっちを向いてくれませんからね。よりユーザーに響くブランディングをするにはどうするべきか、クライアント様と一緒にイベントを開催したり、参加したり、一緒にブランドづくりの分析をしています。

関連記事:【アップル、コカ・コーラ、スタバ】アメリカの大企業4社から学ぶマーケティング戦略

スクリーンショット 2017-04-07 17.27.34-min

-普段からより良いサービスを提供するために大切にしていることを教えてください。

あえてマーケティングを学校で習わなかったことにより、既成概念やセオリーに縛られない自由な発想がしやすくなったのではと思います。常識に捉われない発想をする人こそ、今までにないものを生みだす可能性が大いにあります。一番大切にしていることは、いつでも好奇心を大事にして、“アンテナを張る”ことです。消費者としてプロダクトやサービスに触れることが何よりも大切なので、より多くのケーススタディを体験することで型にはまらないマーケティングの実践を心がけています。

その点、サンフランシスコでは新しいことに敏感な人がたくさんいて、多くのムーブメントが日常的に起こっていますから、インスピレーションを受ける機会はとても多いです。有名ブランドが地元のアーティストのスポンサーとしてVRアートのイベントを開催したり、一般ユーザーが企業のスナップチャットアカウントを乗っ取り、ブランドのフォロワーに配信したりと、共創マーケティングがうまくされていると感じています。

関連記事:世界のアパレル企業の共創マーケティング4事例

-それでは、その”共創マーケティング”を実践するにあたり、必要となることは何でしょうか?

新しいビジネスの拡大を考えて日本からアメリカへ訪れる方で失敗しがちなのが、短い滞在期間中に現地の人と繋がることにばかりフォーカスしてしまうパターンです。単に「繋がりを持ちたい」という気持ちばかりを伝えても、相手側には自分側の利益ばかりを考えているように伝わってしまい、よく思ってもらえないことが多いです。

必要なのは、深い信頼関係を築くことです。厳しい競争社会の中でお互いの方向に向かっているからこそ、助け合いを大事にしている、そんな文化が特ににサンフランシスコにはありますね。

一人で達成できないようなスタートアップやブランドの成功も、他の人の助けを得ることで成り立っていると思います。それができるのがここの強みであり、それを活かすべく、btraxはここに根を張り、コミュニティを作ることによって得られるローカルとのつながりを大事にしています。私自身プライベートでも仕事でも、人と深い信頼関係を築くことを大切にしています。もともと好奇心が強いのも理由ですが、様々なイベントに顔をだして、たくさんの業界の人と会話をするよう心掛けています。

-btraxでの仕事を通じて叶えたい野望は?

より多くのクライアントのブランド進出のお手伝いをさせていただき、もっともっと日本企業に海外で活躍してもらい、お互いの国のイメージをもっとポジティブなものにしていくことです。例えば、日本について、お寿司やアニメだけではなく、クールでヒップで面白い、且つ洗練されている、そんなイメージがアメリカで当たり前になってほしいと強く願っています。

関連記事:
・2017年のコンテンツマーケティングについて知っておくべき6つのトレンド
・2016年に話題になったブランドコンテンツキャンペーン10選

デザインソリューションでグローバル展開をサポート

btraxが提供する「Global Design Consulting」は世界市場においてビジネス展開ための市場調査や分析から戦略立案・実行まで一括したコンサルティングサービスです。

コンサルティングサービスでできること

市場調査&戦略立案
・市場リサーチ、効果測定分析、マーケットエントリー
ブランディング
・UX&UIデザイン、ユーザービリティテスト、コンテンツ作成
マーケティング
・デジタルマーケティング、イベントマーケティング、メデイアPR

お問い合わせはtokyo@btrax.comまでお気軽にご連絡ください。

 banner-research 

Like us on Facebook

Scroll to top

シリコンバレーから最新情報をゲット!

 

btrax-logo-100

サンフランシスコに本社を構えるクリエイティブエージェンシーbtraxのニュースレターに登録して最新の情報をいち早くゲットしませんか?

 

・オウンドメディアfreshtrax 今月の注目記事

・CEO Brandonの無料オンラインセミナー情報

・最新サービス・現地イベント情報

 

Subscribe!
Twitterで共有
Facebookで共有
はてなブックマークに追加
pocketで共有
Lineで共有