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  • May 15, 2013

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世界で成功を収めている主な非米国系スタートアップ10の事例

『スタートアップ』と聞くとサンフランシスコやシリコンバレー出身の企業を想像する方が多いだろう。確かにこの辺はよりいっそうスタートアップの勢いが増している。その一方で、ここ数年で急激にドイツやフィンランド、英国、シンガポール、中国、トルコといった米国以外の海外スタートアップが米国やその他の海外市場成功を収め、話題を集めている。そしてなぜか彼らが提供するサービスは、”米国発” だと思っている人がすくなくない。自分達が普段アメリカのサービスだと思って使っているサービスでも、意外とそれ以外の国が発祥だったりする。

グローバルに活躍するには

世界規模で成功している海外スタートアップにはいくつかの共通点が見受けられる。まずは母国で数々の試行錯誤を重ね、ユーザーが簡単に使えるレベルまで製品やサービスを改良する。その後英語圏向けに言語を始めとして、機能やUIの見せ方、コンテンツ、マーケティングなどを中心に、ターゲットユーザーに対し違和感の無いエクスペリエンス提供を目標にローカリゼーションを行う。

そしてユーザーの文化や特性、利用状況などを把握し世界各国のローカル市場へとサービスを拡大、グローバルな規模でのユーザー獲得に至る。このように母国での経験を通し、海外市場でのローカリゼーション(現地化)を推進することが定石となっている。こうした事例は、日本企業が海外展開を図る際にも参考になる良いお手本となるだろう。スマートフォンをはじめソーシャルゲームやインターネット系のアプリケーション開発に取り組む日本企業は、将来の海外事業展開に向け、これら事例の成功要因を参考にグローバル市場でのユーザー獲得を目指すことができる。

それでは、世界市場で成功を収めていアメリカ以外の海外スタートアップが開発する注目サービスの事例を幾つか見てみる事にしよう。

1.Angery Birds

abab2開発国: フィンランド

サービス概要: 鳥をスリングショット(パチンコ)で放って、敵の豚を倒すモバイルゲーム。2009年12月の発売と同時に、鳥のコミカルなデザイン、iOSの優れたタッチ機能、1ドルという手ごろな販売価格で大ヒットに。米国ではキャラクターのライセンス事業でも成功。

ユーザーベース: ダウンロード10億回以上

主なマネタイズ方法: アプリを$0.99で販売。また、Angry Birdsをテーマにした関連ライセンスグッズの販売

設立年: 2006年

主な成功要因: そのコミカルなデザインとiOSにおける優れたタッチ機能、手頃な販売価格(1ドル)で高く評価され、まず欧州でブームを巻き起こした。そして、公式発表を行った2009年12月は、カジュアルなゲームプラットフォームとしてiPhoneが主流になり始めた時期であったのも大きな要因だろう。


2. Camera360

3603601開発国: 中国

サービス概要: スマホで撮影した写真を加工し、画像を共有できる機能性などが似ていることから「中国のInstagram」とも呼ばれる。米国ではAndroid端末利用者の間で高機能のカメラアプリとして幅広く認知されている。米PC World誌“100 Best Products of 2011”受賞。

ユーザーベース: 7,000万人

主なマネタイズ方法: フリーミアムモデル。プロ版が$3.99. 動画向けのMovie360は$4.99

設立年: 2010年

主な成功要因: Instagramよりも先にAndroid端末ユーザが写真の撮影や加工を自由自在に楽しめる斬新なカメラアプリとして展開したことで、国内外から高い関心を集めた。特に、無料の高機能カメラアプリを求める海外のAndroid端末ユーザを獲得したことは、同社の成功に大きく貢献した。また、提供開始当初からPC World誌をはじめ様々な大手メディアに高い評価を受けたことも要因。


3.FotoRus

fotorus1fotorus開発国: 中国

サービス概要: GIFアニメーション(ぱらぱら漫画の要領で制作される動画)作成アプリ。2012年にはInstagramに似たフォトフィルタ機能、pic in pic(写真の中に別の写真を取り込む手法)用のテンプレも追加。無料アプリとして提供したことが米国のユーザー獲得の主な要因に。

ユーザーベース: ダウンロード2,000万回以上

主なマネタイズ方法: 現在は無料だが、将来的には付加的な機能を対象に有償化する方針を検討

設立年: 2006年

主な成功要因: そのコミカルなデザインとiOSにおける優れたタッチ機能、手頃な販売価格(1ドル)で高く評価され、まず欧州でブームを巻き起こした。そして、公式発表を行った2009年12月は、カジュアルなゲームプラットフォームとしてiPhoneが主流になり始めた時期であったのも大きな要因だろう。


4. Hailo

hailo1hailo2開発国: イギリス

サービス概要: 大都市が抱える非効率的なタクシー利用の問題解決としてサービスを提供する、タクシー運転手と乗客の仲介を行うスマホ対応のアプリ。米国では2012年10月、ボストンでサービス開始。11月にはシカゴ市、2013年2月にはニューヨークでの展開を予定、今後Uber、Flywheel、GetTaxiなどとの競合が注目される。東京へ進出との報道も。

設立年: 2010年

主なマネタイズ方法: タクシーを呼び出す際、1回につき1.50ドルを課金

主な成功要因: タクシー業界における幅広い経験とインターネット技術に対する高度な知識、アプリケーションにおける優れた機能性を基に展開。交通事情や地図、到着時刻、その他の情報を含んだネットワークの提供により、タクシー運転手にとっては乗客を乗せるという目的に留まらず、業務の利便性や効率性を向上させるツールとしての機能も果たす。

同社のアプリケーションは、運転手だけでなく乗客にも利便性をもたらすよう設計されている。利用者側では、呼んだタクシーを待つ間その車の進行状態をリアルタイムで確認できるほか、現金または携帯機器での自動クレジット決済に対応しているため、目的地に到着後直ぐに降車できるなどのメリットがある。


5.Momo

momo1momo2開発国: 中国

サービス概要: 位置情報を利用した出会い系アプリ。GPS機能を通じ、ごく近隣に位置する人の写真をスマホに表示。名は中国語で見知らぬ人に声をかけるという意味の「陌陌」に由来。2012年11月、英語版発表を機に、海外市場へ本格参入、米国を中心にダウンロード回数上昇。

ユーザーベース: 2,000万人

主なマネタイズ方法: 現在は無料で提供しているが、将来的には広告での収益モデルを採用するか、あるいは無料サービスと有料サービスの両方を提供する方針に移行する可能性がある

設立年: 2010年

主な成功要因: Momoはもっと気軽に人と出会うチャンスを与えるものとして、スマートフォンを活用する若い世代、中でも中国の男性の間で爆発的な人気を獲得し、中国国外でのユーザ数が既に100万人に達した。国外でも中国語版を利用する割合が高いのは、主に海外在住の中国人が使っているためと考えられるが、近年公式発表された英語版に関しても米国内では高い評判を得ており、「Skout」など米国発のサービスの競合となる可能性も充分あると考えられる。


6.Okey

okey1okey2開発国: トルコ

サービス概要: トルコとアラブ世界で伝統的に親しまれてきたカードゲームやボードゲームを土台にしたもので、「Okey」ゲームはその代表例。「Lost Bubble」英語版は既に560万人のユーザベースがあり、「Okey」英語版のユーザ数(310万人)を上回る。提供元のPeak Gamesの売上実績は好調な伸びを見せており、2012年6月の公式発表では、2012年第1四半期における収益は前年同期比で10倍になったと報告されている。

ユーザーベース: 100万人

主なマネタイズ方法: Facebookゲームは無料。現在のところ、広告事業から収益を上げている模様

設立年: 2010年

主な成功要因: 3,000万人のFacebookユーザベースを持つトルコは、米国以外の諸外国では、最大規模のFacebook市場に数えられる。にもかかわらず、同市場で展開されている“トルコ発”のゲームは非常に少ない。Peak Gamesでは、トルコのソーシャルゲーム市場に焦点を絞込み、ゲーム「Okey」の提供を開始。同市場の早期開拓を図り、急速な勢いで成長を遂げた。


7.Shazam

shazam1shazam2開発国: イギリス

サービス概要: 外出先などで耳にした音楽の曲名が思い浮かばない時、その音源に携帯電話を近付けると、その楽曲やアーチスト名をデータベースから検索するアプリ。YouTubeやアーチストの経歴、ディスコグラフィなど複数のメニューが表示され、その場で閲覧したり、購入もできる。

ユーザーベース: 2億5,000万人

主なマネタイズ方法: フリーミアムモデル。広告を含まず独占機能を搭載した有料版Shazam Encoreを$6.99で販売

設立年: 2010年

主な成功要因: 音楽のタグ付け機能は、独自性が高いこと、さらにiPhoneでの楽曲のダウンロードが注目を集めたことが良い印。また、高い技術力と市場の需要を明確に見据えた上でのマーケティング戦略は売上実績に直接反映し、シリコンバレーの有数投資機関KPCBから注目を受けた。また、こうした成功の領域は音楽からテレビの世界にまで拡張し、放送広告からも大きな収益を上げている。


8.SoundCloud

soundcloud1soundcloud2soundcloud3開発国: ドイツ

サービス概要: オーディオ版YouTube。録音した楽曲を共有できるサービス。サウンドファイルを好きな場所に保存できるため、TwitterやFacebookなど他のSNSとの統合も可能。ユーザーベース: 1億8,000万人

主なマネタイズ方法: フリーミアムモデル。アマチュアの音楽制作者向けに無料の登録アカウントを提供している。その他の追加機能に関しては、使用料を課金(Free:無料、Lite:年$29、Solo:年$79、Pro:年$250、ProPlus:年$500)。有料ユーザには、ホスティングスペースの増加や、より多くのグループやユーザへの音楽配信、レコーディングの制作機能、各レコーディングにおける統計数値の追跡機能などが利用可能になる

設立年: 2007年

主な成功要因: ソーシャルネットワークと音楽コンテンツを自由に共有できる点で、従来のMySpaceと大きな差別化を図っている。また、音楽以外のオーディオも共有できることから、ユーザによっては、iTunesの代替として利用する場合もある。また、プロのアーティストにも愛好されており、これもユーザベースの拡大を促進する要因。メタルバンドのThe Deftonesは、同サイト上で多数のファンを持ち、発表したトラックの中には、50万回近く再生されたものもある。


9.WeChat

wechat1wechat2開発国: 中国

サービス概要: 中国ネット大手Tencentが提供するWeChatは、モバイル向けテキストと音声のメッセージングサービス。米国ではWhatsappが競合するが、感情表現や動画による通話、プッシュツートーク機能、ソーシャルネットワーキングとの連携などで差別化。

ユーザーベース: 3億人

主なマネタイズ方法: 現在無料で提供されている。将来的にはPayPalに似た「TenPay」と呼ばれるサービスの追加により収益を上げていくと予想される。

設立年: 1998年 (Tencent)

主な成功要因: WeChatにおける成功は、FacewbookやTwitterとの連携が大きなファファクターである。現在、同サービスに対するFacebookファンは36万9,000人に上る。また、米国に在住する多数の中国人が同サービスを頻繁に利用しており、これもユーザベースの急速な拡大に貢献した。また、様々な機能を簡単に操作できる、広告なしの無料サービスとして米国のユーザから強い関心を集めている。


10.Viki

viki1viki2開発国: シンガポール

サービス概要: ネット上にアップされたビデオコンテンツに対し、コミュニティに参加する翻訳者によって字幕翻訳を付けるサービス。字幕翻訳付きの動画をHuluやNetflizなどパートナー企業に配信。動画に関連した広告を販売し、その収益を著作権所有者と共有。著作権を取得した動画10億本以上。サービス名はVideoとWikiを合わせた造語。

ユーザーベース: 1,000万人

主なマネタイズ方法: 広告スポンサーからの収益。ユーザーが利用するのは無料。

設立年: 2010年

主な成功要因: 動画コンテンツに対する新市場の開拓により、Vikiは、世界規模での広告事業モデルで成功を収めてきた。それに加え、好調な業績には、100万人のボランティア会員で構成された翻訳コミュニティが大きく貢献している。Vikiによると、これらのボランティアは自主的にコミュニティを構築し、金銭的な報酬を求めることなく、字幕翻訳から修正などの編集作業に至るまで、同社サービスの基幹的役割を果たしている。


海外進出に際して米国支店は必要か

グローバル展開本格化すると、資金調達や事業開発に向けて現地の人材で構成されたアメリカ支社の開設が必要な場合もある。実際、上記の10社のうち4社は米国支社を開設している。具体的なメリットとしては、VCなど投資機関との関係づくり、提携関係の構築による製品展開の迅速化、製品・サービスの品質向上に貢献する人材確保などの現地市場との繋がりである。

一方で、米国法人を持たない企業でも成功を収めるケースがある。今回の事例の中でも中国の企業は米国法人を持っていない。iTunesやAndroid市場で成功を収めるアプリケーションに関しては、米国法人開設でメリットを得るというよりも、ソーシャルメディアなどを主体としたメディアで注目を集めること、前向きな評価を受けること、そして何よりもできるだけ多くの人々と共有すること-これだけで成功を収めるのに充分である場合もある。

サービス展開をする現地市場でのパートナーシップの重要性

インターネットの時代にあっても、海外における製品やサービスの市場展開には現地企業とのパートナーシップが重要になっている。。例えばVikiでは、HuluおよびNetflixとの提携関係を通じて、米国のユーザにコンテンツの配信を行っている。また、btrax社でもローカリゼーションやディストリビューションはもちろん、マーケティングや宣伝活動での支援を行っている。お問い合わせはhello@btrax.comまで。

【5月24日(水) 東京にてDESIGN for Innovation 2017を開催】

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5月24日(水)にNagatacho GRIDにてDESIGN for Innovation 2017 ~デザインが経営を加速させる~ を開催します。ビジネスシーンにおけるデザインの重要性を学ぶ絶好のチャンスです。ぜひこの機会にご参加ください。


日時: 2017年5月24日(水) 10:30-20:00
会場:
Nagatacho GRID(東京都千代田区平河町2-5-3)
定員: 200名
チケット: 4,000円〜13,000円

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