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  • Brandon K. Hill

    Brandon K. Hill

    CEO of btrax, Inc. - Design Mentor to Startup Weekend - Contributor to TechCrunch Japan - Guest Speaker at UC Berkeley Asia Business Conference - Guest Speaker at Social Media Week Tokyo - Guest Speaker at 500Startups Japan Day

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アメリカで話題のクラウドソーシングサービス15選

最近よく耳にするクラウドソーシングサービス。仕事を依頼したい側と請けたい側をマッチングし、不特定多数の人に業務を委託する事で従業員の雇用や専門の会社に発注する事無くプロジェクトを進める事が可能になる。アメリカでは、一般的にその名称が認知される随分前から実に多くの人々に利用されてきたサービスである。

古くは1999年にElanceが主にシステム系のオフィショア開発関連のクラウドソーシングサービスとしてリリースされた。世界中に散らばるエンジニアやデベロッパーが物価や貨幣価値の違いを活用し、ネットを介してアメリカと比べるとかなり低いコストで開発案件を受注。最近は開発以外の案件の受発注も可能になっている。

海外にはそれぞれのニーズに合った様々なクラウドソーシングサービスが幾つも存在する。今回はそんな中でも目的毎に合計15のサービスを紹介したい。ちなみに英語の場合、クラウドソーシングの”クラウド”は群衆を表す”Crowd”で、クラウドサービスは”Cloud (雲)”なので、お間違い無く。

1. Elance

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サービスカテゴリー
ソフトウェア系オフショア開発特徴
クラウドソーシングの元祖とも言うべきサービス。元々はソフトウェアやWeb開発系のフリーランスエンジニアを抱えたマッチングサービス。現在ではそれ以外にも様々な種類の仕事を発注可能。発注側がプロジェクトをポストし、それに対する見積もり入札をするしくみ。主に先進国のユーザーが物価の安い地域に住んでいるユーザーに発注する事が多いため、国際間取引が原因のコミニュケーショントラブルも多い。

2. oDesk

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サービスカテゴリー
ソフトウェア系オフショア開発特徴
Elanceの対抗馬というべき存在。Elanceでの発注側ユーザーの不満を取り入れ、ユーザー同士のコミニュケーションの見える化と、受注側の仕事に対するクオリティーコントロールに重点を置く。具体的には、プロジェクト単価よりも時給制を推奨し、受注側がいつどのくらいの仕事をしているかが分かる様になっている。Elanceの方が若干使いやすいが、oDeskの方がトラブルが少なめ。

3. Kickstarter

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サービスカテゴリー
クラウドファンディング (資金集め)特徴
クラウドソーシングサービスの中でもひときわ話題になっているのが、クラウドファンディングと呼ばれるネットを介した資金集めサービス。その中でもこのKickstarterは最大手。2009年のリリースから現在までに7万以上のプロジェクトを集め、その半分弱が成立している。主に数百万円以下の小規模プロジェクトが多いが、プロジェクトによっては億単位の資金が集まる事もある。

4. 99 Designs

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サービスカテゴリー
ロゴ/Webデザイン特徴
デザイン及びデザイナーに特化したクラウドソーシングサービス。99 Designsは、発注側がロゴ等に対して求めるデザインイメージをポストし、それに対して多数のデザイナーがデザインをアップする。発注側はその中で気に入ったデザインのみを採用し対価を払う。全て気に入らない場合は全て不採用も可能なのでリスクが低い。デザイナー殺しのサービスでもある。

5. lyft

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サービスカテゴリー
カーシェアリング特徴
最近サンフランシスコで最も話題のサービスの一つ。モバイルアプリ経由で一般ユーザー同士が乗り合いを行う。運転するユーザーは事前に登録しておき、自分の車に大きなピンクのひげを目印として付けて街を走る。乗りたい側はアプリから登録しているユーザーを検索し、まるでタクシーの様に利用する。厳密にはクラウドソーシングではないが、コンセプトが近いので紹介した。

6. goBalto

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サービスカテゴリー
医療/バイオテクノロジー特徴
クラウドソーシングでは始めての医療やバイオテクノロジー向けサービス。製薬会社や医薬関係のリサーチ業者と世界中のライフサイエンスベンダーとのマッチングを行う。複雑でクローズドな医療業界で、多くの業者をデータベース化してマッチングを行う事で、より速いスピードと低いコストで実験開発を可能にした。

7. Chaordix

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サービスカテゴリー
ビジネス/プロダクト開発特徴
ビジネスや商品、サービスアイディアを思いついた際に、そのアイディアが本当に良いものかをユーザーに問いかけたり、逆にユーザーからのアイディアを募る事ができるサービス。プロダクト開発の段階からオーディエンスからのエンゲージメントを取る事で、リリース後により成功率の高いアイディアに落とし込む事が目的。

8. poptent

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サービスカテゴリー
ビデオ制作特徴
広告やプロモーションビデオ作成向けのクラウドソーシングサービス。今までは広告代理店等が大きな予算を組んで制作してきた広告動画やプロモーション動画を、ネットを介してフリーランスや独立系動画プロダクションに発注し、コストと時間の短縮を実現する仕組み。意外にもハーレーダビットソンやP&Eなどの有名ブランドも活用している。

9. Ponoko

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サービスカテゴリー
工業デザイン特徴
一般ユーザーと工業デザイナーを繋げるサービス。自分が欲しい製品のスケッチと説明文をアップし、登録している工業デザイナーがその製品のデザインと制作を請負う。自分が欲しい夢のプロダクトが現実のものとなる。デザイナー側も自分の作った製品をサイトから売る事も可能。また、デザインファイルをアップし、3Dプリンターから出力したプロトタイプが送られてくるサービスも提供。

10. PickyDomains

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サービスカテゴリー
ドメイン名特徴
オンラインサービスやブランドアイディアを思いついた時にそれにふさわしいドメイン名のアイディアをもらえるサービス。サービス内容や希望するドメイン名の長さやエクステンション等を記入するだけで、短時間でサジェスチョンがもらえる。費用は$50で、採用されたユーザーはその半分の$25がもらえる。気に入ったアイディアが無ければ、不採用で全額返金される。

11 LegalMatch

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サービスカテゴリー
法務/弁護士サービス特徴
アメリカでは何をするにも契約社会で、弁護士からのサービスは日常生活に密着している。しかし費用は高く、定型文で構成される書面を作成してもらうだけでも数時間分の費用が取られてしまう。一方で、意外と仕事が無い弁護士や法務サービス業者も多い。そこで、ネットを通してマッチングを行い、互いのユーザーニーズに応えるサービスを提供。

12. Hypios

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サービスカテゴリー
問題解決特徴
ビジネスにおける特殊な問題解決を実現するクラウドソーシングサービス。ニッチな事業領域での特殊な問題があった時に、それぞれのニッチ分野でのエキスパートとのマッチングを行い、最も最適と思われるエキスパートをユーザーが選び、問題解決に導く。登録しているエキスパートの数は100万人に上る。リストした問題に対するふさわしいエキスパートが見つからなかった場合は料金がかからない。

13. Flickr

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サービスカテゴリー
ストックフォト特徴
写真の保存やフォトシェアリングサービスとして有名なFlickrだが、意外と知られていない利用方法として、写真素材のクラウドソーシングがある。Advanced Search機能を利用する事で、アップされている写真の中からCreative Commonsライセンスを採用しているファイルをサイトやブログ等のメディアに利用する事が出来る。

14. SurveyMonkey

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サービスカテゴリー
アンケート/調査特徴
オンラインで無料アンケートページを作成出来るほか、有料サービスを利用する事で、質問の作成から希望するユーザー層に対して細かなプロファイリングに基づくユーザーを集めて調査を実施したりする事が可能。オンライン以外でも電話でのアンケートや調査サービスも提供。2010年より日本にも進出している。

15. Gengo

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サービスカテゴリー
翻訳サービス特徴
文章の翻訳を必要とするユーザーと翻訳家を繋げ、オンライン上でドキュメントの翻訳プロジェクトの受発注が可能なサービス。文字数単位の単価は翻訳家のレベルで3段階。ドキュメントファイルをアップするか、文章をコピペするだけで即座に見積もり額が表示される。英語や日本語だけでなく、多言語から多言語への翻訳も可能。SFJapanNight 第一回出場企業。

まとめ

ここ数年で個別の用途に応じたクラウドソーシングサービスが普及している。特にアメリカでは実際に会わなくても仕事を発注する事への違和感が少ないので、ネットを通してどこの誰かも分からないが得意分野を活かしたサービスをリーズナブルな価格でうけられる事で、一般ユーザーでも普段の生活に役立てているケースも多い。

世界の共通言語が英語である事から、アメリカを始めとして英語圏の国では、10年程前から国をまたいだクラウドソーシングサービスが盛んに行われている。生活水準の差を活用してWin-Winの形を作り上げている。また、仕事を請ける側も企業に属する事無く、自身の技術一つで収入を得る事が可能になる。日本でも都心部と地方を結んだこのような仕事における新しいスタイルがどんどん普及して行く事が予想される。

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筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.

 

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